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2023年はゲーマーの出費痛すぎ? 最新ゲーム派だけでなく「レトロゲームファン」も要注意なワケ

マグミクス / 2023年2月20日 17時10分

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■全部当てはまると数十万円!?

 世界情勢の影響による物価や光熱費の高騰は今も収まらず、家計を圧迫し続けています。こうした負担は娯楽費の圧迫にも繋がりかねないので、ゲームファンとしても他人事ではありません。

 しかもこの2023年は、ゲーム業界自体が、ゲームファンの懐に直接影響を与える展開をいくつも用意しています。さまざまな切り口で出費が増えそうな2023年、あなたはどうやって乗り切りますか? 嬉しくも切実な悲鳴が上がりそうな今年の展開を、今のうちに見据えておきましょう。

●入手難だったあのハードが、誰でも買えるように!?

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントが放った、次世代の体験を提供する「PlayStation 5」(以下、PS5)。発売そのものは2020年11月にスタートしたものの、コロナ禍や部品不足の影響を受け、供給が需要に追い付かず、2年以上も入手しにくい状態が続きました。

 ですが、年明けから徐々に状況が変わり始め、以前よりも買いやすくなったとの報告がSNSに相次ぎます。その発言を裏付けるかのように、それまで抽選販売を実施していた店舗の多くが、2月1日より直接販売を開始。在庫さえあれば、誰でもすぐにPS5を買えるようになりました。

 実際に店舗へ足を運んでみると、「在庫あります」とさまざまな店舗で掲示されています。地域やタイミングによって差はあるかもしれませんが、そのハードルは大きく下がったと見て良さそうです。

 ですが、いざ買うとなれば、当然お金がかかります。通常版の希望小売価格は60478円、デジタル・エディションでも49478円と、それなりの金額を用意しなければなりません。もちろんゲームファン全員が買うわけではありませんが、今後のラインナップやPS4ソフトとの互換性を考えれば、食指が動く人も多いはず。まずはここで、5~6万円の出費を覚悟しなければなりません。

 しかも2月22日には、PS5の周辺機器として、「PlayStation VR2」(以下、PSVR2)が発売。新たなVR体験を味わいたい人は、PSVR2にも惹かれていることでしょう。このPSVR2の希望小売価格は、74980円。単体だけでも相応の出費ですが、PS5とセットに買う場合、12~13万円程度とさらにインパクトのある数字になります。社会人でも簡単には用意しにくいこの出費額、乗り出すには勇気と準備が必要です。

●ちょっと古いゲームや、懐かしい作品が好きな人も、大口出費の予感

「PS5みたいな最新ゲームには興味ないから、他人事だな」と思う人もいるかもしれませんが、少し前のゲームや、懐かしい作品が好きなゲームファンも、のんびりと構えている余裕はありません。

 3DSとWii Uのニンテンドーeショップ(オンラインストア)における新規購入が、今年の3月28日午前9時に打ち切られます。一度購入したものであれば再ダウンロードは可能なものの、そのサービスも将来的に終了の見通し。もちろん新規での購入は、3月28日の午前9時以降、一切できなくなります。

 パッケージ版も販売されているソフトなら中古ショップで購入する手もありますが、ダウンロード専売ソフトの場合、3DS/Wii U向けのタイトルは今を逃すと入手不可能。確実に入手できる今の機会を見逃すと、二度と手に入らない恐れがあります。

 また、過去のゲームソフトを3DSやWii Uで遊べるようにしたバーチャルコンソールソフトも見逃せません。例えば『ファイアーエムブレム』シリーズなら、中古市場だと高値で安定している『封印の剣』に『烈火の剣』、『聖魔の光石』や『トラキア776』などは、バーチャルコンソールで押さえておきたいところ。また、『紋章の謎』や『聖戦の系譜』といった一部作品はNintendo Switch Onlineで遊べますが、買い切りで手元に残しておきたい場合、バーチャルコンソールを活用するのが最もコスパの高い手段です。

 バーチャルコンソールソフトの価格はピンキリですが、古い作品ほど低めの金額に設定されています。しかし1本1本が安くとも、まとめて買うと結構な額に。買う本数によっては軽く万単位に届くので、2~3月は3DS/Wii Uのニンテンドーeショップで散財する人も多いことでしょう。

■期待作ラッシュに諭吉が飛ぶ!

シリーズファン待望の『ファイナルファンタジーXVI』も、この夏いよいよ登場

●2023年は、期待作も目白押し

 購入意欲をそそられるゲームは、懐かしい作品だけではありません。2023年も、ゲームファンの関心を集める注目作が多数登場します。

 発売済みの『ファイアーエムブレム エンゲージ』や『ホグワーツ・レガシー』は既に人気を博しており、早々に売り切れた店舗もあるほど。いずれか、もしくは両方購入した人は、ゲームプレイに忙しい毎日を送っていることと思います。

 そして2月の後半には、『星のカービィ Wii デラックス』や『オクトパストラベラーII』と、いずれも根強い支持を集める人気シリーズの最新作が登場。早速、財布のひもが緩む事態を迎えます。また3月には、『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』と『バイオハザード RE:4』が控えており、息つく暇もありません。

 5月には、待望の続編『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』がリリースされますし、6月に入ると『ストリートファイター6』と『ファイナルファンタジーXVI』、7月には『ピクミン4』と、夏までの予定もびっしりです。

 加えて、長年新展開が望まれていたシリーズの最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』が、2023年内に発売予定。昨年大きな話題になった『ELDEN RING』を放ったフロム・ソフトウェアが手がける作品なので、今の同社が『ARMORED CORE』をどのように仕上げるのか注視している人も多いはず。

 さらに、2023年内かはまだ未定ですが、次の冬に発売予定の『ファイナルファンタジーVII リバース』も、注目されている話題作のひとつ。前作にあたる『ファイナルファンタジーVII リメイク』が発売から3日間で350万本(世界販売本数)を売り上げたほどの人気ぶりなので、『リバース』にも相応の関心が寄せられることでしょう。

 ゲームを買う本数が増えるほど懐へのダメージは甚大になりますが、しかし遊びたい気持ちは押さえきれないもの。仮に毎月1本に押さえても、1年を通せば10万前後の出費となるので、計画性と覚悟が問われます。

●PCゲームを手軽に始めるなら「Steam Deck」も視野に

 年々ゲーミングPCへの注目が高まっていますが、近年新たな関心を集めているのが、オールインワンのポータブルゲーミングPC「Steam Deck」です。形状はNintendo Switchに近く、ゲームを表示する画面とコントローラーが一体化され、どこでも持ち運べる携帯性に優れています。

 PCゲームに興味が沸いても、ゲーミングPCは全般的に高価。求めるスペックにもよりますが、15万円程度からがスタートラインとも言われています。しかも高画質や滑らかな動きを求めるなら、必要な額は万単位で跳ね上がり、天井は遥か彼方です。

 国内外のゲームを多数遊べますが、価格面も含め、ゲーミングPCは初心者にとって少々ハードルが高いハードです。その点「Steam Deck」は、機能面では一般的なゲーミングPCに劣るものの、比較すると価格はかなりお手頃。また、モニターもあるオールインワン性や携帯しやすい形状など、独自の魅力も備えています。

 最高水準のゲームは厳しいものの、インンディーゲームやミドルクラスの作品のプレイなら、「Steam Deck」で賄(まかな)うのもひとつの手。しかも、以前は購入する手順も一苦労でしたが、今は国内向けの販売サイトがあり、今年の1月からは予約をせずとも買えるようになりました(※64GBモデルのみ予約注文)。

 ただしゲーミングPCより安いといっても、64GBモデルでも59800円。容量を増やすほど価格も上がるので、ここでも相応の出費が求められます。PCゲームという選択肢を増やすため、もしくはPCゲームをどこでも遊べる環境を手に入れるため、新たなハードの購入に踏み切りたい人は、「Steam Deck」用の資金もしっかりと貯めましょう。

* * *

 今回取り上げた項目の全てに引っかかる人は少数でしょうが、一切無縁というゲームファンもまた少ないはず。仮にPS5本体と新作5本程度でも、10万円ほどの予算が必要です。懐とうまく相談しながら、この2023年を乗り切ってください。

(臥待)

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