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オーキド、ウツギ…あなた世代の「ポケモン博士」は何をした人? とんでもなく優秀なのは

マグミクス / 2023年2月25日 20時20分

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■オーキド博士はそもそも何をした人? あなた世代の博士の功績を確認

 地球規模での人気を誇るゲーム「ポケットモンスター」シリーズでは毎回、「ポケモン博士」がプレイヤーである私たちをアシストしてくれます。例えば初代『赤・緑』ならアニメでもおなじみのオーキド博士が、最初のポケモン、図鑑を授けてくれました。また最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではシリーズ初となるバージョンで異なるふたりの博士が登場。それぞれパルデア地方に伝わる伝承を研究しています。

 そう、「研究」です。博士という職であるからには当然、何かしらの研究をしていなくてはなりません。私たちが接してきたあの博士たちは、果たして何のスペシャリストだったのでしょうか。初期から順に主たる博士をピックアップしました。

 まず初代『赤・緑』のオーキド博士。ゲーム内でも「ポケモン研究の権威」として扱われています。彼の功績はというと「ポケモンのタイプ別分類」。つまり分類学者なのです。彼なくして今の体系的なポケモン図鑑はまずありえなかったと言えます。

 次に、『金・銀』に登場したウツギ博士。彼はオーキド博士の元助手であり、若手のホープです。彼の功績はゲーム中でも明かされており、主に「進化」を研究対象としてきました。とりわけピカチュウがすでに進化したポケモンであることを突き止め、その進化前である「ピチュー」を発見した功績は、「ポケモン」世界では有名です。

『ルビー・サファイア』で登場したオダマキ博士。ヒゲモジャ、短パンスタイルの博士でした。フィールドワークを好む彼は主に「ポケモンの分布」調査をしている模様。論文だけでなく、それに関連した著作も多数あります。『3000年前のポケモンの生態』という著作から分かる通り、歴史のなかで埋もれたポケモンの分布変遷をつまびらかにしようとしているようです。一見、何がしたいのか分からなかっただけに安心です。

『ダイヤモンド・パール』のナナカマド博士。白ひげをたくわえた、博士らしい風貌です。彼の研究対象は「ポケモンの進化」であり「ポケモンの90%は進化する」という説を唱えています。あくまでも説であり、実際に割り出された確率とは誤差があるようです。なお、オーキド博士は彼の大学の後輩にあたります。

■徐々に深まっていくポケモン博士が研究している「謎」

『ブラック・ホワイト』に登場したのは、初の女性博士であるアララギ博士。並み居る博士のなかではまだまだ若手ですが、彼女が研究しているのはなんと「ポケモンの起源」。果たしてポケモンはどこからやってきたのか? 裏テーマとして『ポケモン』世界にずっと横たわっていた疑問に、正面を切って取り組んでいるのが彼女です。

 続く『X・Y』に登場したのがプラターヌ博士。彼の研究対象は『X・Y』から登場した「メガシンカ」です。プレイヤーとしては新要素の解説をしてくれる存在でもあります。前述の「進化」を研究していたナナカマド博士の教え子ということで、その研究領域を引き継いでいるところに、長期シリーズ特有の「深化」が感じられます。

『サン・ムーン』に登場したククイ博士は、一見するとヤカラ感漂う風貌です。サングラスにあごヒゲ、なんといっても上裸に白衣というなかなか破廉恥なファッションで登場。何を研究しているかといえば「ポケモンの技」。ポケモンの技を自ら受けてみるなど、おそらく業界でもクレイジーな部類に入る博士です。

『ソード・シールド』では女性のマグノリア博士が登場。舞台であるガラル地方特有のポケモン巨大化現象「ダイマックス」を研究しており、それを誘発する「ガラル粒子」を発見した功績で知られています。なお孫娘のソニア博士は、物語の途中で博士に昇格するという新しいドラマを生んでいます。

 そして最新作『スカーレット・バイオレット』に戻るわけですが、オーリム博士、フトゥー博士の功績はプレイヤーが身をもって体験できるストーリーとなっているのでこちらでは割愛させていただきます。

 さて、ポケモン博士たちの「功績」を概観してきましたが、アカデミックの世界において「評価」が固まるには時間がかかるものです。こうしたことを鑑みても、やはり『金・銀』のウツギ博士はとんでもなく優秀に思えます。

(片野)

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