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「仮面ライダー」と「こけし」の異色コラボ? 伝統工芸xファングッズの魅力とは

マグミクス / 2019年5月20日 12時29分

写真

■平成仮面ライダー20周年記念の"こけし"

 2000年放送の「仮面ライダークウガ」を皮切りに始まった「平成仮面ライダー」シリーズが、この2019年に20周年を迎えます。
 
 20作品すべての主題歌を収録した「平成仮面ライダー20作品記念ベスト」や、20周年記念の変身ベルトの再販などメモリアルイヤーにふさわしい展開にファンを中心に盛り上がりを見せているなか、日本の職人を技術を広く紹介するための事業を展開す株式会社ヒキダシがこのほど、「仮面ライダーこけし」を発表しました。
 
「仮面ライダーこけし」は、2019年5月15日(水)から予約受付を開始しており、『仮面ライダークウガ』(2000年)『仮面ライダー電王』(2007年)『仮面ライダーダブル』(2009年)『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010~2011年)『仮面ライダージオウ』(放送中)を手のひらサイズのこけしで表現しています。
 
 こけしの製作を手がけるのは、群馬県榛東村に本拠を構える卯三郎こけし。卯三郎こけしは、そのデザイン性の高さから海外でも高く評価されているといいます。

■伝統工芸とファングッズは相性がいい?

エヴァンゲリオン初号機をモチーフに製作された日本刀。2019年8月30日(金)から9月9日(月)まで、東京・新宿髙島屋 で展示予定 (C)カラー

 アニメなどのコンテンツに伝統工芸の技術を取り入れた企画は過去にも多くの例があります。近年で注目を集めたものに、2012年に初開催された「エヴァンゲリオンと日本刀展」があげられます。同展示は、日本刀の生産地として知られる岡山県瀬戸内市長船町の備前長船刀剣博物館により企画されたもので、『エヴァンゲリオン」劇中に搭乗するアイテム「ロンギヌスの槍」や、エヴァンゲリオン初号機をイメージした刀が話題になりました。
 
 また、ニンテンドースイッチの人気ゲーム『スプラトゥーン』は、唐津焼とコラボレーションしています。安土桃山時代から続く日本の伝統工芸である唐津焼の器に、スプラトゥーンの作中に登場するイカが違和感なくマッチしています。
 
 また、東京、大阪を拠点にガンダムの情報を発信する「GUNDAM Cafe」では、日本の伝統や優れた技術を広めるグッズ、「Discovery-G」シリーズを販売しています。

 今回発表された「仮面ライダーこけし」も、全国一のこけし生産量を誇る群馬県榛東村で受け継がれてきた技術と、海外市場でも評価されているデザインの開発力にふれることができる製品です。 

 日本の伝統工芸をファングッズに取り入れることで、企画側はグッズそのものの付加価値を高まめることができ、ファンにとってもプレミア感の高い商品を手にすることができます。また、伝統工芸の担い手にとっては、コラボ商品を通じてその魅力を幅広い層に伝え、次世代との接点を新たな作り出すことができます。アニメ、マンガ、特撮、ゲームなどのファングッズと伝統工芸は、3者それぞれにとってメリットのある、相性のいい企画といえるでしょう。

(マグミクス編集部)

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