【漫画】ギャルがくれた勇気 「救われた」の声も『ギャルが苦手なぼっち女子の話』

■クラスメイトと遊びに行く日、実は大事な予定があって……

　ギャルの林原さんは明るく、さっぱりとした性格です。逆に、クラスメイトの岩井さんは、おとなしい性格。「みんなで遊びに行こう」と誘われると、予定があるにも関わらず、断ることができません。創作マンガシリーズ『ギャルが苦手なぼっち女子の話』の新エピソードがTwitterに投稿され、話題になりました。

　このマンガを描いたのは、漫画家の朝日夜さん（@asahi_yoru9）。今回の作品について、朝日夜さんにお話を聞きました。

ーー朝日様がマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。初めてマンガを描いたのはいつ頃でしたか？

　ちゃんとマンガを描き始めたのは、高校生の時でした。本当は小、中学生の時からコソコソと鉛筆でマンガは描いていたのですが、周りからばかにされるのではないか、「キャラじゃないよ」笑われたら恥ずかしいな、とずっと隠して生活していました。

　その後ギャルばかりの高校に入り、どんな自分でも受け入れてくれる最高の環境になったので「堂々とマンガを描こう！」と、やっと本格始動しました。

ーー『ギャルが苦手なぼっち女子の話』シリーズが生まれたきっかけを教えて下さい。

　なかなか自分のマンガが会議に通らず、描くのをやめてしまおうかなと考えていた時に先輩から言われた「本当に好きなものを描いてみたら？」のひとことでした。

「私は何が好きなのだろう」と考えることから始め、「私の学生時代のギャルを思う存分活かせるマンガが描きたい！」という結論に至りました。それから完成まではとても早かったです。

ーーギャルの林原さんがとても魅力的ですね！　キャラクター作りで工夫なさった点を教えて下さい。

　林原ちゃんには、実はモデルがいます。私が学生時代の時に出会ったギャルのうちのひとりなのですが、とにかく明るくて、まっすぐで、うそをつかなくて、怒らない。林原ちゃんの性格は、その子から来ています。

　そして見た目の描写は、ギャルの要素をキラキラかわいく表現しようと思い、肌はこんがり、髪の毛は明るく、濃いメイクを詰め込みました。

『ギャルが苦手なぼっち女子の話』に登場するひなちゃん（朝日夜さん提供）

ーー今回、これまでのお話の中心だったひなちゃんはお休みで、岩井さんが登場しました。岩井さんは今後も描かれるのでしょうか？

　岩井ちゃんは、女の子特有の悩みで今回、登場させました。岩井ちゃんに限らず、今後も林原ちゃんの友達や、今まで出てきたクラスの仲間がどこかしらで出てきて、つながっていけたらと思っています。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　毎話コメントくださる方に、本当に感謝しかありません。面白いと言ってくださる方、絵がかわいいと言ってくださる方、尊いと言ってくださる方、全部うれしいです。いつも支えてくださってありがとうございます。

　特に印象的だったのは、過去に同じ状態だった人、現在同じ状況の人からの「救われた」というコメントです。このマンガを読んだのがきっかけで「私って大丈夫なんだ」と思ってくださるのは、言葉では表せないくらいうれしいです。そう思っていただける作品を、今後も描いていきたいです。

ーー今後、Twitterで発表されるマンガについては、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　今後も、『ギャルが苦手なぼっち女子の話』は読んでくださる方がいる限り、描き続けたいです。また、林原ちゃんやひなちゃんでは表現が難しいことも多々あるので、新しい作品も同時に描いていけたらと試行錯誤しています。

　更新頻度が多いマンガではないですが、週に一回はTwitterに描いていく予定なので、これからも読んでいただけたら幸いです。

（マグミクス編集部）