ドラクエに望む「これからの新展開」3選 「今こそ最大のヒット作のリメイクを…」

■今後の作品で実装してほしい要素、期待している新情報とは？

『ドラゴンクエスト』シリーズは、初代の発売から30年以上の歴史があるだけにファンの注目度は高く、今後の新展開に期待する声は少なくありません。そこで今回は、ファンがこれからの『ドラクエ』シリーズに望んでいることをご紹介します。

　最初に取り上げたいのは、過去のナンバリングタイトルの「ボイスつきリメイク」です。『ドラクエ』シリーズの登場キャラがしゃべることに抵抗のあるファンもいましたが、3DS版『ドラクエ8』で初めてキャラのボイスが実装されました。

　この試みに驚いたファンもたくさんいましたが、立木文彦さん、竹達彩奈さん、子安武人さんをはじめ、豪華声優陣の熱演によって評価が一変します。

　しかも、ボイスの有無はゲームの設定で切り替えられるため、従来の「ボイスなし派」にも配慮された安心仕様になっていました。

　そこで人気の過去作をリメイクする際に、3DS版『ドラクエ8』と同様にボイスつきを希望する声が増えています。

　ちなみに『ドラゴンクエスト ライバルズ』では、過去のナンバリングタイトルの主要キャラを豪華声優陣が演じていました。『ドラクエ4』のミネア役を日笠陽子さん、ピサロ役を小野大輔さん、『ドラクエ6』のテリー役を神谷浩史さんなど、そうそうたるキャストが好演していたので、ぜひリメイク作品でも声を聞いてみたいという意見も目立ちます。

　続いて、ナンバリングタイトルの最新作『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』の続報もファンが待望している大きな要素です。

　現時点ではダークな世界観とストーリー、作中で自分の生き方を選択するというシステム、コマンドバトルの一新、全世界同時発売予定であることなどが発表されています。

『ドラクエ』シリーズの生みの親である堀井雄二氏は『ドラクエ12』のコマンドバトルを一新することについて、「アクションが苦手な人でも大丈夫」と自身のSNSで言及されており、どのようなバトルになるのかさまざまな予想が飛び交っています。

　しかし、新作の発表からすでに2年以上が経過しており、「年内に続報だけでも……」というファンの声もあります。そろそろ『ドラクエ12』に関する新情報、新展開を期待したいところです。

　最後に紹介するのは、『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』のリメイク版を熱望する声です。『ドラクエ9』は歴代シリーズのなかで唯一リメイクされておらず、2009年に発売されたニンテンドーDS版しか存在しません。

『ドラクエ9』発売時は従来のナンバリングタイトルとは一風変わった、やりこみ重視のゲーム性に賛否の声はありましたが、携帯ゲーム機ならではの「すれちがい通信」を活用した画期的な新要素がウケて、歴代シリーズのなかでトップとなる約440万本を売り上げる大ヒットを記録しました。

　そんな『ドラクエ9』には、歴代魔王と戦えたり、オンラインを活用する要素があったりと、同作ならではの魅力が満載です。そして現行のゲーム機にリメイクされ、パワーアップした『ドラクエ9』を遊んでみたいというファンは多いようです。

　そのほかにも『ドラクエ』ファンが望んでいる展開はいろいろありますが、目下のところナンバリングタイトルの最新作『ドラクエ12』の続報が最大の関心事になりそうです。

　9月21日から幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2023」の「スクウェア・エニックス」ブースの出展内容のなかには、「ドラゴンクエストシリーズ新作タイトル」と記載されています。これが『ドラクエ12』のことなのか、それとも別の新作タイトルのことなのかは現段階では不明ですが、いずれにしても目が離せませんね。

（マグミクス編集部）