「Switch」でまた遊べる懐かしゲーム 「思い出が復活」「親子で泣いた」

■ハードを買い直さなくても遊べる名作ゲーム

　2021年10月に開始された「Nintendo Switch Online + 追加パック」では、「Nintendo Switch Online」の基本5つのサービスに加え、『あつまれどうぶつの森』などの有料追加コンテンツやNINTENDO 64、ゲームボーイ、スーパーファミコンなどの「懐かしいゲーム」がプレイできます。

　特にNINTENDO 64のゲームは専用のコントローラーも別売りされており、当時と同じ感覚で遊ぶことが可能です。21年10月のサービス開始後、プレイできるゲームは定期的に増えていますが、どのようなタイトルが人気なのでしょうか。

●『ポケモンスタジアム2』

　2023年4月に配信開始された『ポケモンスタジアム2』は、1999年に発売されたNINTENDO 64用のゲームです。『ポケットモンスター 赤・緑・青・ピカチュウ』のシリーズに登場する、151匹のポケモンを使用してド迫力のバトルを繰り広げることができます。

　また、ゲーム内のミニゲーム「ピッピのゆびふりきょうしつ」「ベロリンガのぐるぐるずし」など、9種類のミニゲームを最大4人で楽しめます。特にミニゲームの「ベロリンガのぐるぐるずし」は未だ根強い人気を誇っているミニゲームで、ネットでは待望の配信と話題になったようです。

　この『ポケモンスタジアム2』をSwitchでプレイしたユーザーからは、ネット上に「レンタルポケモンだと苦しいから育てよう」「ポケモン金銀も配信になったし、そっちも遊びたい」などの声があがっていました。勝利に向けて工夫する様子や、他のポケモン作品をプレイすることも楽しみにしている人が多いようです。

●『ポケモンカードGB』

『ポケモン』関連では、2023年8月に配信開始された『ポケモンカードGB』も人気を集めています。同作は、1998年に発売されたゲームボーイのソフトです。タイトルの通り、現在も人気の「ポケモンカード」のゲームで、プレイヤーが伝説のカードを求めて、さまざまな強敵と戦うストーリーが魅力にもなっています。対戦相手に勝利すると貰える「拡張パック」を開けるときのワクワク感は、実際にカードで遊んでいた時さながらのものでした。

　また『ポケモンカードGB』の大きな魅力は、初心者にも分かりやすいところになります。カードゲームで遊んだことのない方も、ゲーム開始時に詳しいルール解説があるので、ポケモンカードの世界を存分に楽しむことができるのです（※現行のポケモンカードとは一部のルールが異なります）。

『ポケモンカードGB』をSwitchでプレイしたユーザーは、ネット上で「歴史的神ゲーすぎる！2も神ゲーだったから配信されてほしい。この時代は名作が多いなあ」「伝説の『エレブーデッキ』がやばすぎる」などの声があがっています。名作が配信され、心躍らせる声が多く見られました。

●『MOTHER』『MOTHER2 ギーグの逆襲』

　2022年2月に配信が開始された『MOTHER』『MOTHER2 ギーグの逆襲』は、1989年、1994年に発売され、人気を博した名作RPGです。コピーライターとして有名な糸井重里氏が手掛けたゲームで、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズで人気のキャラ「ネス」も、『MOTHER2』の主人公として知られています。

　濃厚なシナリオと、個性豊かなキャラクターがポイントで、人のキャラだけでなく、モンスターも変な行動を取ったり、倒した際の言葉が異なったりするなど人間臭く描かれているのが最大のポイントです。

　ネット上では「スイッチで『MOTHER』『MOTHER2 ギーグの逆襲』クリアしたけど、30年前からこれほど完成度の高い作品があったんだなぁと正直感動しました。」「スイッチで『MOTHER2 ギーグの逆襲』をクリアした小5の娘がゲームを作った人にお礼を言いたいらしい。その昔、父もラストで涙ながらにクリアした。気持ちは分かる」など、改めてゲームのクオリティに感動する声や親子で共感する声が見られました。

　この他にも『真・女神転生』『星のカービィ』『マリオパーティー』など、懐かしいタイトルをSwitchでプレイすることができます。値段や手間を考えると、中古でスーパーファミコンなどの本体やソフトを買い直すより、かなり楽にレトロゲームを楽しめるのではないでしょうか。

（LUIS FIELD）