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主人公どこ行った? 長寿マンガの衝撃的な「現在」に「…ん?」「イメージ変わりすぎ」

マグミクス / 2024年3月9日 16時10分

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■パラレルワールドで話が展開

 長期にわたって連載しているマンガについていけなくなったり、時間がとれなくなったりして途中で読むのを辞めてしまった人もなかにはいるでしょう。そんなマンガを久しぶりに読んでみると昔の展開との違いに驚くこともあるかもしれません。本記事では、読者の予想を裏切るほどの衝撃展開を迎えた作品に注目してみましょう。

 例えば「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(作:荒木飛呂彦)の最新作となる第9部『ザ・ジョジョランズ』は、アニメでも放送された第6部『ストーンオーシャン』までとは別世界が描かれています。

 これは第6部のラスボスだったプッチ神父が自身のスタンド「メイド・イン・ヘブン」の能力によって、主人公である空条徐倫(くうじょう じょりーん)ら一行を全滅させ、時間の加速を世界が一巡する直前まで到達させたことに起因します。完全に一巡する前に、プッチは前の世界でただひとり生き残ったスタンド使いの少年エンポリオを倒そうと攻撃をしかけるも、逆にエンポリオによって倒されます。そしてプッチが撃破されたことで、一巡前とも一巡後とも異なるパラレルワールドになってしまったのです。

 第7部に当たる『スティール・ボール・ラン』が始まった2004年の「週刊少年ジャンプ増刊 青マルジャンプ」掲載のインタビューで、荒木先生は「『ジョジョ』第6部を読んでいた人ならわかると思うけど、(『スティール・ボール・ラン』は)世界が一周しちゃって次の新しい世界に入って、そこが舞台になってるんです。」と語っていました。

 しかし、違う新しい世界にはなったとはいえ、これまでの『ジョジョ』と関連する要素も多数あります。

 7部作中のレース「スティール・ボール・ラン」には過去作の人気キャラと関連する名前の参加者が多数おり、第8部『ジョジョリオン』の舞台は第4部『ダイヤモンドは砕けない』と同じ名前の「杜王町」で、第8部には「吉良吉影」、第9部には「岸辺露伴」といったおなじみの人物が登場しています。ただし、これらはすべて同じ名前の別人(露伴はほぼ同じに見えますが)で、久しぶりに触れた読者は過去のシリーズの雰囲気を匂わせながら、どこか違ってしまった世界に驚いてしまうかもしれません。

 また「カイジ」シリーズも実写映画やTVアニメになった第1作目『賭博黙示録カイジ』で、主人公カイジたちが命がけのギャンブルに挑むストーリーの印象からすると、今の展開には驚くかもしれません。

 現在「週刊ヤングマガジン」で連載している『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』(著:福本伸行)では、大勝負を制して24億もの大金を手に入れたカイジたちと大金を取り返したい帝愛グループとの駆け引きが展開されています。

 その最新コミックス26巻では、追手から隠れるための家を手に入れたカイジたちが、変わり者の近所のお婆さんとのご近所付き合いに苦戦する様子が描かれています。命がけのギャンブルとは遠いところにいるように思えますが、こじつけるならギャンブルもご近所付き合いも駆け引きが大事ということでしょうか。

■主人公がおよそ10年長間、姿を見せず

ゴンたち4人のそろいぶみが懐かしい「HUNTER×HUNTER 選挙編 Blu-ray-BOX」(バップ) (C)POT(冨樫義博)1998年-2011年 (C)VAP・日本テレビ・マッドハウス

 長期にわたる休載が多いこともあり『HUNTER×HUNTER』(著:冨樫義博)も連載期間が長い作品のひとつです。同作は1998年から「週刊少年ジャンプ」で連載開始され、1999年と2011年に2度のTVアニメ化を果たしています。その2度目のTVアニメ版(製作:マッドハウス)では物語に一旦の区切りがつく「選挙編」までが描かれました。マンガ途中離脱の人だけでなく、アニメ派の人もその後の物語は、なじみがないかもしれません。

 コミックス32巻以降は、禁忌の地といわれる暗黒大陸へ向かう調査船に乗り込んだメインキャラのひとり、クラピカを中心に物語が展開されます。同じ船に乗ったクラピカの復讐相手の幻影旅団や、新たな登場人物であるカキン帝国の王族と、彼らを護衛するマフィア同士の思惑のぶつかり合いなど、登場キャラが増えて物語もより複雑化します。しかし、本作の主人公であるはずのゴンは一切登場しません。

 現在、物語は最新400話まで進んでおり、ゴンが登場するのは、2014年6月16日発売の「ジャンプ」に掲載された345話が最後です。ゴンは選挙編の前にあった「キメラアント編」で、ファンの間で「ゴンさん」とも呼ばれるほどの急激な巨大化を見せました。その後、なんとか巨大化から元通りになったゴンは後遺症のためか念能力を使えなくなってしまい、自分探しを兼ねて故郷のクジラ島に戻り生活しています。

 長い休載期間を挟んでいる影響もありますが、物語だけでなく主人公が登場しなくなってからおよそ10年経過しているのも、ある意味で衝撃といえるでしょう。

 今回紹介した作品以外でも、久しぶりに触れたら意外な展開を見せている作品があるかもしれません。たまには懐かしむついでに昔読んでいた作品を振り返って見ると、面白い発見があるのではないでしょうか。

(LUIS FIELD)

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