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【バグ】があまりにも衝撃的なレトロゲーム3選 「開始2分でED」「クリアさせる気ない」

マグミクス / 2024年4月2日 21時25分

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■そして伝説へ? バグのインパクトで界隈をざわつかせたレトロゲーム

 ファミコンをはじめとする、家庭用ゲーム機黎明期のタイトルは、偉大なゲーム文化の基礎を作り上げ、子供から大人まで多くの人を夢中にさせました。当時独特の奇想天外な発想や面白さを持ち味とする反面、システム面ではまだ粗い部分も多く、突拍子のないバグ技が各作品で大量に発見されました。

 バグがもはや伝統になっているレトロゲームとして、スーパーファミコン用ソフト「ロマンシング サ・ガ」シリーズは非常に有名です。シリーズ単位でバグの数が非常に多く、本来行ってはいけない場所に行けてしまう、ラスボスを石化させて一撃で倒せてしまう、敵を攻撃したはずが味方にダメージが入ってしまうなど、さまざまなバグが存在します。なかでも、1992年発売の『ロマンシング サ・ガ』で、「レイディラック号」内のイベントで発生するバグは衝撃的でした。

 このバグは「レイディバグ」とも呼ばれ、「レイディラック号でアロン島のウェイプに入ろうとすると追い出される」という序盤のイベントを複数回繰り返すと発生します。その内容は、突然別のエリアに飛ばされる、キャラクターが奇妙なセリフを話し出すなど、どんなバグが発生するかが分からないというものでした。非常にレアなパターンでは、いきなりエンディングに突入することもあり、開始2分で攻略してしまったプレイヤーも現れました。

 1992年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『摩訶摩訶』も、バグが多すぎるゲームとして、俗に「バカゲー」と言われることもある作品です。平和な世界に突如謎の光がほどばしり、両親がミジンコ人間に変えられてしまうという物語の内容はさながら、ゲームが進行不可能になるバグが盛りだくさんです。

 状態異常のトラップがあるのにお助けキャラの回復技が使用できない、マップの移動中に突然謎の空間に転移させられ身動きが取れなくなる……などさまざまで、挙げるとキリがありません。多くのプレイヤーが「クリアできるように作られてない」と思わざるを得ませんでした。

 なかには、ゲーム1本を丸ごと「ヌルゲー」にしてしまったバグも存在します。1992年に発売されたスーパーファミコン用ソフト『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』(以下、超サイヤ伝説)のバグはそのうちのひとつです。『超サイヤ伝説』は原作の「サイヤ人編」から「フリーザ編」までをRPG化した作品です。なんと、道中でラスボスである最終形態のフリーザを仲間にできてしまうバグが存在します。

 フリーザを仲間にする上で重要な役割を担うのが、ギニュー特戦隊隊長の「ギニュー」です。ギニューといえば特定の相手と肉体を交換することができる「ボディチェンジ」のイメージが強いキャラクターです。本作ではその「ボディチェンジ」が異例の大活躍をします。ギニュー戦でギニュー化した仲間がフリーザにボディチェンジをすることで、フリーザを仲間にすることができるのです。

 ラスボスがまさかの仲間化という異例のバグに、プレイヤーからは「マジで伝説だな」「バグらせないほうが難しいゲーム」「バグった方がお得だから」と一周回って全力で楽しむ声があがっています。通常ならミスに値するものが伝説を作り上げる、ゲーム界隈は突飛な出来事を懐かしみながら、今日も賑わっています。

(マグミクス編集部)

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