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【漫画】常に「怖い展開」を想像してしまう…自分だけの空想癖だと思っていたら? 7千人が共感!【作者インタビュー】

マグミクス / 2024年4月8日 21時5分

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■学生の頃からの、ものごとを悪い方に空想してしまう癖

 身の回りの出来事について、怖い展開を考えてしまう癖について描いたマンガ「ネガティブ想像シンドローム」が、Instagramで7400以上のいいねを集めて話題となっています。

 学生の頃から、ものごとを悪い方に空想してしまう癖があった作者。母となったいまは、「突然、あの車が暴走したら」「竹やぶから熊が襲ってきたら」などと想像しては、娘たちを守るため、自分も生きるための手段を考えるようになりました。そんな変わった空想癖があるのは自分だけかな、と思っていたのですが……。読者からは、「私も仲間です!」「備えあれば憂いなし、ですね」などの声があがっています。

 このマンガを描いたのは、Instagramでマンガを発表している、イラストレーターのさざなみさんです。さざなみさんに、作品についてのお話を聞きました。

ーーここ最近で、さざなみさんが想像した「最も怖い展開」は何ですか?

 知人が追突事故に遭った話を聞いたので、車を運転しながら、バックミラーで背後の車の様子を何度も気にするようになりました。「もし追突されたら、後部座席の子供がどのくらいのダメージを受けるだろう」と想像し、「もし背後から追突してきそうな車が迫っていたら、緑地帯に乗り上げて逃げよう」など、詳細なシミュレーションをしています。

ーー想像していた「怖い展開」が、現実になってしまったことはありますか?

 子供が小さい頃は、「食べ物をのどに詰まらせるのではないか」と、よく想像していました。そして実際、娘が半分にカットしたぶどうを丸呑みしてしまい、のどに詰まらせかけたことが。日頃から窒息事故を恐れて、消防庁などが公開している応急措置の動画を見て勉強していたおかげで、とっさの事態でも身体が動き、すぐに子供の背を叩いて出すことができました。

ーーさざなみさんが思う「奇癖」に共感してくれる存在に出会ったとき、どのような気持ちでしたか?

 いろいろな事態を想定し、頭のなかで繰り返しシミュレーションしておくことは、「杞憂」といわれることがありました。しかし、無駄に怯えたり、疲れたりするのではなく、適切な対処を調べて学び、万が一に備えてシミュレーションしておくことを理解してくれる人に出会えて、とてもうれしかったです。

ーーこの作品の制作には、どのくらいの時間がかかりましたか? また、仕事や育児で忙しいなか、マンガを制作する時間はどのように確保していますか?

 今回は2時間程度だったかと思います。

 家事や育児をしていると、ひとりで集中する時間がなかなか取れないので、構成や文字打ちなど頭を使う作業は先に済ませておくようにしています。作画などは、スキマ時間や好きな動画を視聴しながらでもできる作業なので、時間を見つけて気が向いたときに進めています。

 マンガを描くことが負担にならないよう、細部まで丁寧に仕上げようとはせず、伝えたいことが誤解なく伝わるように気を付けて仕上げるようにしています。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか?

「私も仲間です」「備えあれば憂いなし」「私も『いま地震がきたら』『家が火事になったら』と考えて、防災グッズを買いました」などのコメントを、たくさんいただきました。非常事態を想像して頭のなかでシミュレーションすることは、多かれ少なかれ皆さんもしたことがあるのだなと知れて、なんだかホッとした気分です。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

 頭のなかで怖い想像をすること自体は若い頃からしてきたのですが、最近は生き残るための方法までも想像している自分に気付きました。「子供を守らなくては」という思いだけではなく、自分が年齢を重ねて、精神的に強くなってきたのかな、と感じています。

(マグミクス編集部)

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