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1話離脱組は知らない 後半が高評価な冬アニメ3選「GWにもう一度」「今期一番かも」

マグミクス / 2024年4月25日 18時25分

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■知る人ぞ知る! ラストスパートで追い上げた冬アニメ

 観るアニメを選ぶ際、最初の1話から3話を視聴して決める方もいるでしょう。ただしそうすると見落としてしまうのが、「後半から面白くなる作品」です。この記事では、ネット上で「終盤のタイトル回収はアツい」「心の中の少年にぶっ刺さった」と評判の、離脱組は知らない「後半から盛り上がった冬アニメ」を3作品、みてみましょう。

●『戦国妖狐 世直し姉弟編』

「野盗などやめて、まっとうに働け」
 3人の野武士にそう言い放ったのは、少女のような見た目の妖狐「たま(CV:高田憂希)」でした。野武士たちはたまを笑い、逆に脅迫してきますが、たまの義兄弟であり人間の「迅火(じんか/CV:斉藤壮馬)」にあっけなく倒されてしまいます。

 たまと迅火は、「世直し姉弟」として旅をしていたのでした。その強さを見た武者修行中の「真介(しんすけ/CV:木村良平)」は、ふたりに声をかけ、野武士集団のアジトを教えます。たまは、わざわざアジトの正面で「貴様らのしていることは間違っている!」と言い放ち……。

『戦国妖狐 世直し姉弟編』は、マックガーデン「月刊コミックブレイド」などに連載されたマンガ『戦国妖狐』(著:水上悟志)を原作としたアニメです。人を食う「闇(かたわら)」や人間との関係、迅火たちの成長を描きつつ、ラスト3話で大きな盛り上がりを見せました。

 たまと迅火は「世直しの旅」をしていますが、その内容は単なる勧善懲悪ものではありません。「人と闇との関係性は、単に敵同士ではない」ということが、旅を通して描かれていきます。その一方で、真介は強くなろうとするあまり、闇落ちしそうになる場面も描かれました。

 前半は物語の背景を知るためのエピソードが多い印象でしたが、終盤で迅火やたまの出自が明かされ、怒涛の展開を見せます。『STEINS;GATE』や『Re:ゼロから始める異世界生活』のWHITE FOXが描く、大迫力の作画も手伝って、目が離せなくなる作品です。

 なお、WHITE FOXの岩佐社長が本作の原作ファンだからか、すでに全3クールの放送が決定しています。次クールは2024年7月からですので、今のうちの視聴がおすすめです。

『戦国妖狐 世直し姉弟編』は、「dアニメストア」「U-NEXT」「Amazon Prime Video」ほか配信サービスで観ることができます。

■終盤の怒涛の展開にハマる24冬アニメ

画像は『マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編』キービジュアル (C)甲本 一/集英社・マッシュル製作委員会

●『治癒魔法の間違った使い方』

 パッとしない高校生、「兎里健(うさと けん/CV:坂田将吾)」は、特別な日々に憧れています。ある雨の日、兎里は皆の憧れである生徒会長の「犬上鈴音(いぬかみ すずね/CV:七瀬彩夏)」、副会長の「龍泉一樹(りゅうせん かずき/CV:高梨謙吾)」と下校することになります。

 すると、鐘の音と共に突然、魔法陣が現れ、3人は異世界へと召喚されてしまいました。彼らは、勇者としての適性を持っていたのです。ただし、兎里は巻き込まれただけでした。その代わり、兎里には治癒魔法の適性があると分かり、そして王様はなぜか慌てはじめます。

『治癒魔法の間違った使い方』は、ライトノベル『治癒魔法の間違った使い方〜戦場を駆ける回復要員〜』(原作:くろかた/KADOKAWA)が原作のアニメです。召喚に巻き込まれただけのはずの兎里が、放っておかれるどころかものすごく鍛えられ、大きく成長します。

 兎里の持つ治癒魔法の適性はとても珍しく、救命団団長の「ローズ(CV:田中敦子)」に目をつけられます。周囲が必死に止めるなか、ローズにさらわれるようにして救命団に入った兎里は、回復要員にもかかわらず勇者も真っ青なスパルタ教育を受けるのです。

 前半は兎里の特訓がメインで、少し単調に感じるかもしれません。しかし、後半ではローズのつらい過去が明かされ、タイトルにある「治癒魔法の間違った使い方」も回収されて、熱い盛り上がりを見せます。全13話できれいにまとまっている、隠れた良作です。

 第13話では続きを示唆するような、新キャラの描写もありました。第2期の放送はまだ発表がありませんが、期待できるかもしれません。

『治癒魔法の間違った使い方』は、「dアニメストア」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」ほか配信サービスで観ることができます。

●『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』(第2期)

 ここは、人びとが魔法を当然のものとして使いこなす「魔法界」です。祖父とふたり暮らしの少年、「マッシュ・バーンデッド(CV:小林千晃)」は、珍しいことに魔法を使えません。しかしある日、マッシュはとある理由から魔法学校へ入り、トップを目指すことになってしまいます。

 マッシュは魔法が使えないことを隠し、鍛えぬいた筋肉で数々のピンチを切り抜けていきます。しかし、ついに学校で「マッシュは魔法が使えない」とうわさになってしまうのでした。マッシュは退学の危機を乗り越え、神覚者候補の選抜試験を受けられるのでしょうか。

『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』は、同題マンガ(著:甲本一/集英社)が原作のアニメ第2期です。開幕早々、退学させられそうになるマッシュでしたが、なんとか選抜試験へと進みます。試験パートは長く続くものの、終盤は試験どころではなくなってしまう展開を見せました。

 この世界では、魔法が使えない者を「魔法不全者」と呼び、見つけ次第、処分しています。マッシュはその「常識」におびえて暮らすどころか、拳ひとつで正面から立ち向かい、常識自体を覆そうとするのです。その決意と熱さは、世間に受け入れられるのでしょうか。

 また、熱いのはマッシュだけではありません。終盤では校長の「ウォールバーグ(CV:麦人)」も、その強さと気高さを発揮してくれます。かっこいい大人キャラが見たい方には、特におすすめの作品です。

『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』は、「dアニメストア」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」ほか配信サービスで観ることができます。

* * *

「放送後の評判を踏まえて、観るアニメを決める」という方でも、後半で盛り上がるアニメは評判になりづらく、見落としてしまうかもしれません。上記3作品も、ぜひ視聴を検討してみてくださいね。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

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