【漫画】「オンライン飲み会」「Web会議」って実際どう？ やってみた結果…

■自宅にいながら飲み会ができる！

　新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、政府から外出自粛の要請が続いています。そんななか、飲み会が全てキャンセルになった広告女子ぱすたさん（@pastayade）は、友人たちとオンライン会議ツール「ZOOM」を使って「オンライン飲み会」を行いました。

　この時の様子を広告女子ぱすたさんがマンガに描き、Twitterで公開しました。自宅で気兼ねなく自由に飲める楽しさが伝わってくるマンガに、読者からは「わかる」「やりたい！」という声が多くあがりました。

　作品について、作者の広告女子ぱすたさんにお話を聞きました。

ーー広告女子ぱすたさんが広告代理店での日々をマンガに描き始めたきっかけを教えて下さい。

　私は現在、広告代理店でプランナーとして働いています。日々の激務に対する苛立ちとストレスを発散したい！！　と思ったことがきっかけで、マンガを描き始めました。もともと絵を描くのが好きで、何か良いストレス解消法や癒やしはないか……と考えていた時に、最近はやっている実録マンガを描いてみることを思いつきました。趣味で描き始めたのですが、ありがたいことに思いがけず大きな反響をいただきました。昨今話題の「働き方」について、実体験や自分の考えを発信することに今はとても大きな意義を感じています。

ーー『オンライン飲み会が最高にストレスフリーだった話。』についてお伺いします。外出自粛要請を受けて「オンライン飲み会」をすることになった経緯や、その時のお気持ちなどをお聞かせ下さい。

　新型コロナウイルスの影響で、飲み会が全てなくなったことがきっかけです。外出も自粛せざるをえない状況で、自宅で暇を持て余していたんです。友人にも同じような状況の人が多くて、だったらオンライン飲み会に挑戦してみよう！　と。それで仲の良い友人たちと企画して、オンライン飲み会を実施しました。もともと私はあまりお酒に強い方じゃなくて、家で「ながら作業」をしながら、ゆっくりお酒を飲んで友達と話せるのはとても楽しくて、オンライン飲み会かなり良いぞ！！　と思いました。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「やってみたい！」といった声がとにかく多かったことが、印象的でした。友達と全く飲みに行けないってストレスですもんね……。私自身、それほど飲みに行くタイプの人間ではないものの、楽しみにしていた歓迎会や友達との飲み会がなくなったことは、かなり精神的にダメージが大きかったです。オンライン飲み会がひとつの解決策になると良いなと思っています！

ーー政府の緊急事態宣言を受けて、今後さらに「自宅で楽しむ」ことや、リモートワークでの工夫が求められますが、広告女子ぱすたさんのお考えや、現在なさっている工夫などがあれば教えて下さい。

　最近はオンラインをとことん楽しむために、「ZOOM」の背景画像を集めたり、オンライン会議用のカメラアプリをダウンロードしたりしています。外出したり人と直接会ったりすることができない分、オンラインで人と交流する時間をいかに楽しいものにするか、ということを常に考えています。オンラインで打ち合わせをする時に、打ち合わせ相手の背景画像が面白いとクスッと笑っちゃいますよね。そんな感じで、オンラインだからできる楽しいこと・面白いことの追求に励んでいます。

『広告代理店のプランナーがリモートワークやってみた感想。』（広告女子ぱすたさん提供）

ーーTwitterでは他にも広告代理店での実録マンガを多数投稿なさっていますが、反響が大きかったもの、ご自身が気に入っているものなどがあれば教えて下さい。

　オンライン飲み会のマンガを投稿したのとほぼ同じタイミングで、リモートワークの実録マンガを投稿しました（『広告代理店のプランナーがリモートワークやってみた感想。』）。現在、新型コロナウイルスの影響で私は在宅で働いているのですが、満員電車に乗らなくていい・自分の仕事に集中できる・深夜残業をしなくて良い、などの理由から、リモートワーク最高だなと感じています。

　リモートワークって、無駄な会議を減らしたり、何となくオフィスに残る……みたいなことの削減につながるから、すごく省エネで健康的な働き方だなと思うんです。会社の事情や職業特性的に、リモートワークに切り替えることができない方も大勢いるかと思いますが、私のマンガで「この部分はリモート化できるかも？」「1週間だけリモートワークにトライしてみよう！」等々、思ってくださる方が少しでも増えれば良いなと思います。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　引き続き、私が働いている広告代理店での仕事や日常をマンガにしたいと考えています。とりわけ「働き方」については、新型コロナウイルスの影響で今後大きく変わっていくと感じています。これまでは会社に缶詰状態で働くことが多かった私も、今では1日中自分の部屋で働いています。この変化には本当に驚いていて、「会社に行かなくても仕事できるじゃん！」みたいな（笑）。

　これまでの働き方、これからの働き方、そしてまだまだ経験したことのない働き方が、今後どんどん生まれてくると思います。自分の仕事を通して「働き方」について考えながら、これからも活動したいと思っています。

（マグミクス編集部）