「Switch2にあわせて『ドラクエ12』が発売される可能性はありますか？」質問に「あり得ない」「可能性はあるけど…」

■「ドラクエ」のナンバリングタイトルは待たされるものだから…

「Nintendo Switch」後継機である「Nintendo Switch 2」が2025年に発売予定と発表され、ゲームファンが大いに沸きました。続報は4月2日（水）に「Nintendo Direct」で発表されるとのことで、ソフトのラインナップにも期待が高まっています。

　ファンが待ちわびるタイトルのひとつに、『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』があります。大手質問サイトに、「Switch 2の発売に合わせて、超人気タイトルの『ドラクエ12』が発売される可能性はありますか？」という質問が投稿され、さまざまな回答が寄せられています。

　質問者は、「ドラクエ」シリーズのナンバリングタイトル最新作である『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』（2017年発売）から8年が経っており、「さすがに今年は発売されますよね？」とコメントしています。

　ところが、回答はほぼ「あり得ないです」「可能性はあるかもしれないけれど、予想としては出ない」といったものでした。

「ドラクエ」のナンバリングタイトルについては、ファンは「待たされる」ものという認識が強いのではないでしょうか。回答でも「HD-2D版『ドラクエ3』の売上が良かったので、急がずに年内か、2026年」「さらに3年くらいでは」という意見が見られました。Switch 2に合わせて来ない理由としては「ソフトメーカーとしては十分に流通しているハードで出さないとメリットがない」というものです。

　Nintendo Switchや、PlayStation 5が発売されてもなかなか購入できなかったのは、多くのゲームファンに苦い思い出として残っているはずです。新ハード発売に際して、任天堂も転売などに対策を打ってくるでしょうが、「ソフトが発売されてもハードがない」状態を危惧するファンは多いでしょう。

「年内に発売される可能性自体は否定しませんが、Switch 2に合わせることはあり得ないです」という回答の理由として、『ドラクエ11』のときにそれができなかったから、というものがありました。『ドラクエ11』は2017年にニンテンドー3DS、PlayStation 4対応として発売され、2019年に『11S』としてNintendo Switch版が発売、さらに2020年に移植版がPlayStation 5、Xbox Oneなどに展開していったという経緯があります。

　イベントやボイスの追加などの要素はあったものの、『11』から『11S』へのアップグレードはできず、フルプライスでの購入を求められたことから、先に購入したプレイヤーからの反発もありました。回答者は、「（スクウェア・エニックスは）新型ハードの仕様を知らされていないので、このタイミングでSwitch 2に合わせた仕様で出すのは物理的に不可能」といい、発売されたとしてもSwitch 2には非対応となり、「買い控え」が起きてしまう可能性を示唆しています。

　といっても、Switch 2に対応させようとすると、発売がさらに数年先になってしまい、「ユーザーの関心がどんどん薄れていってしまうという、非常に厳しい状況」としています。「ロト三部作」のリメイクよりも『ドラクエ12』に注力すべきではなかったかもしれない……とはいえ、作品同士の関連性がないとも言い切れず、HD-2D版の発売は『ドラクエ12』の布石であったという考え方もできます。

　2025年には『ドラゴンクエストI＆II』が発売予定であり、それに合わせて『ドラクエ12』の展開にも進捗があってほしい、というのがファンの願いでしょう。

『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』：
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（マグミクス編集部）