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“サプライズトイ”は玩具本来の魅力を備えた商品。「プレゼントペット」発売元に聞く

マグミクス / 2020年10月30日 11時50分

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■発想のきっかけは「パピーサプライズ」

 箱を開けた瞬間から驚きを楽しめる「サプライズトイ」は世界的なブームとなり、日本国内でも多彩なおもちゃが各社から発売されています。タカラトミーから2020年10月に発売された女児向けおもちゃ「プレゼントペット」は、箱を開けようとするその瞬間に、中身のペットが自ら箱を破って出てくるという“驚き”が大きな特徴です。

 箱から出てきたあとは、本物の犬のように鳴き声をあげ、尻尾を振りながら甘えてきたり、「わん語」でおしゃべりやゲームを楽しんだりして遊ぶことができます。

 タカラトミーは2016年に大ヒット商品となった「うまれて!ウーモ」をはじめ、2018年に北米を中心に大ヒットした「L.O.L. サプライズ」を日本向けに発売、2019年には遊びを繰り返すうちに子供から大人に成長する「リズモ」を発売するなど、サプライズトイに力を入れています。「プレゼントペット」に込められた思いや、サプライズトイの可能性について、同社マーケティング担当に聞きました。

* * *

ーーパッケージ上部のタグを引っ張ると、箱がひとりでに動き、わんこが自ら箱を破って出てくるという演出は、子供が驚くだけでなく、わんこに強い愛着を抱かせる効果もあるように思いました。開発の経緯を教えていただけますでしょうか?

 4年前に大ヒットした「うまれてウーモ」では、“タマゴから孵化させる”という遊びを通じて、まるで親のような気分になれるという点で好評をいただきました。今回は、海外で話題を集めている「パピーサプライズ」(親しい人にペットを贈る際に、サプライズ演出をすること[KY1]。その瞬間をとらえた動画がたびたび話題になっている;編集部注)を参考に、箱から何が出てくるかわからないワクワク感を演出しました。2種のデザインのうちどちらが出てくるのかわからない仕様も、ワクワクの効果を演出しています。

■「驚きや感動」はおもちゃ本来の魅力

「プレゼントペット」はデザインの異なる「ピンキーリボン」と「ゆめかわリボン」の2種類から選ぶことができるが、色もそれぞれ2種類ずつあり、どちらが出てくるかは開けてのお楽しみ(画像:タカラトミー)

ーー「プレゼントペット」はもともと、カナダのスピンマスター社から発売されている商品を日本仕様にローカライズしたおもちゃと聞きました。国内向けに工夫された点はどのあたりでしょうか?

「パッケージを見て機能を詳しく知った上で購入したい」という日本人になじみやすいように、遊べる内容、機能などを海外パッケージより詳しく記載しました。また、英語では商品名は「Present Pets」ですが、日本では「プレゼントペット」と、なじみやすい言葉と発音にしました。

ーー「会話」や「ゲーム」などの遊びは、子供の想像力や観察力を刺激しそうです。この遊び方の設計にはどのような狙いが込められているのでしょうか?

 子どもたちが本物のペットを相手にやってみたいこと、空想のペットだからこそできることを遊びに加えています。情操教育につながるような、愛情を注げるような仕様を目指しています。

ーーサプライズトイに対する注目は年々高まってきていますが、今後への期待や、注力したい点は何でしょうか?

「うまれてウーモ」の大ヒットもきっかけのひとつといえますが、サプライズトイは近年の女児玩具市場のトレンドです。そもそも、子供たちに驚きや楽しさ、感動を与えのるがおもちゃの使命であり醍醐味です。サプライズトイはまさにこれに合致したものです。

「何が出てくるんだろう?」と子どもたちの想像力をかき立てる商品は、カプセルトイなど昔からありますが、近年はパッケージも本物のタマゴの殻のように割れたり、中から殻を突っついて出てきたりと、より本物のペットのように感じさせる工夫ができるようになった点が、昔と大きく違います。今後も、ワクワク感を体感できる仕様を研究し、子供たちに感動を提供していきたいと考えています。

* * *

「プレゼントペット」は、パッケージを開けた後も「会話」や「ものまねゲーム」など多彩な遊びを楽しめます。子供が遊び方を覚えたり、新しい遊び方を考え出したりするという“驚き”が生まれる可能性もあるでしょう。クリスマス商戦を控え、サプライズトイが今後ますます注目を集めていきそうです。

(マグミクス編集部)

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