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禰豆子役・鬼頭明里が演じるキャラクター3選 演じ分けに驚かされる

マグミクス / 2020年11月22日 14時10分

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■鬼頭明里演じるキャラクターたちの幅広さに驚く ツンデレに残念キャラ

 鬼になってしまった悲しい現実を背負いながらも、赤い瞳と竹をくわえた愛くるしい姿でファンを魅了するアニメ『鬼滅の刃』の竈門禰豆子(かまど・ねずこ)。そんな禰豆子のかわいさを一層引き立てているのが、彼女の声を担当している声優・鬼頭明里(きとう・あかり)さん。鬼化してからは言葉を話すことはほぼありませんが、その限られた状況下でも感情の伝わってくる表現に声優の実力を感じざるをえません。そこで今回は、禰豆子役の鬼頭さんが演じるキャラクターが登場する作品を3作品、ピックアップしてご紹介します。

●『ブレンド・S』 日向夏帆役

『ブレンド・S』日向夏帆役 画像はBlu-ray2(アニプレックス)

 ひとつめは、ちょっと変わった喫茶店「スティーレ」での日常を描く『ブレンド・S』。『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)で連載されている同名のマンガ(著:中山幸)が原作です。アニメは2017年10月~12月に放送されました。

 本作品の主人公は、目つきが悪くなかなかアルバイトの面接に受かることができず悩んでいる女子高生・桜ノ宮苺香(さくらのみや・まいか/CV:和氣あず未)。しかし、ひょんなことからある喫茶店の店長をしている外国人・ディーノに一目惚れされ、その喫茶店で働くことに。そこは、従業員がそれぞれある“属性”になりきって接客するというちょっと変わった喫茶店。苺香は目つきの悪さを活かし、“ドS”担当として新たにその仲間に加わることになったのでした――。

 鬼頭さんが演じるのは、この喫茶店で働くホール担当の女子高生・日向夏帆(ひなた・かほ)。金髪ツインテールで長身、スタイル抜群の夏帆は“ツンデレ”担当。鬼頭さんの女の子らしい明るく通る声が、「べつにあんたのためじゃないんだからねっ」などツンデレ王道のセリフにピタッと当てはまっており、ツンデレという属性の魅力をグッと高めています。禰豆子とはまた違う魅力のあるキャラクターです。

●『ひとりぼっちの○○生活』 本庄アル役

『ひとりぼっちの○○生活』本庄アル役 (C) 2018 カツヲ/KADOKAWA/ひとりぼっちの製作委員会

 ふたつめは、人見知りでぼっちの主人公が友達作りに奮闘する『ひとりぼっちの○○生活』。『コミック電撃だいおうじ』(KADOKAWA)で連載されている同名のマンガ(著:カツヲ)が原作です。アニメは2019年4月~6月に放送されました。

 本作品の主人公は、「クラス全員と仲良くなるまで絶交」という親友との仲を回復すべく、極度の人見知りながら友達作りに精を出す女子中学生・一里ぼっち(ひとり・ぼっち/CV:森下千咲)。前の席にいた砂尾なこ(すなお・なこ/CV:田中美海)にどうにか声をかけ、ひとり目の友達をゲットしたぼっち。ここからさまざまな暴走や失敗を繰り返しながら、少しずつ友達を増やしていきます。

 鬼頭さんが演じるのは、ぼっちのクラスメイトで副委員長でもある本庄アル(ほんしょう・アル)。なこを怒らせ凹んでいたぼっちにアルが声をかけ、それがきっかけで仲良しに。アルは一見なんでもできる完璧な優等生ですが、ハンガーにかかったままの服を着てきたり、何かとアクシデントにぶち当たったりと実は残念な面が多いのが本性。実際は、“本当は残念だけど頑張っている普通の女の子”です。鬼頭さんの演技は、そんなアルのかわいさ、キャラクター性を自然な形で見事に引き出してくれます。

■鬼頭明里が演じるのは、明るい女子高生たち以外に、クールな魔法少女も…!

『まちカドまぞく』千代田桃役 (C)伊藤いづも・芳文社/まちカドまぞく製作委員会

●『まちカドまぞく』 千代田桃役

 最後は、闇の一族と光の一族の巫女の戦いと平和な日常を描く『まちカドまぞく』。『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)にて連載されている同名のマンガ(著:伊藤いづも)が原作です。アニメは2019年7月~9月に放送されました。

 本作品の主人公は、ある日突然角としっぽが生えて闇の一族の力が芽生えた女の子・吉田優子(よしだ・ゆうこ/CV:小原好美)。彼女はシャドウミストレス優子、通称シャミ子として光の一族の巫女と戦う運命にあると告げられます。しかし慣れない角の重さでバランスを崩し、大事なご先祖様が封印された“ごせん像”を落としてしまったことから事故に遭いかけ魔法少女・千代田桃(ちよだ・もも/CV:鬼頭明里)に助けられます。そしてその桃こそが、光の一族の巫女だったのです――。

 鬼頭さんが演じる千代田桃は、禰豆子や夏帆、アルとは打って変わってクールで淡々とした口調の女の子。今現在は平和な日々を過ごしていますが、過去には熾烈な戦いもあったようで、魔法少女としての活動にはあまりいい思い出はない様子。また、孤児だった桃を義理の妹として引き取ってくれた先代の魔法少女の行方を探しているなど、貧乏ながらも平和に育ったシャミ子とは違いシリアスな部分も多いキャラクターです。そんな桃も違和感なく演じてしまう鬼頭さんの演技の幅広さには驚きです……!

* * *

 以上、鬼頭明里さんが演じるキャラクターが登場する3作品をご紹介しました。ツンデレ、残念、クール系と紹介したどのキャラクターも違う空気を持っていますが、すべて違和感なく見事に演じ分けており、「えっ! これも鬼頭さんだったの!?」と驚いた人もいるのではないでしょうか? 禰豆子の人気で、これからますますの活躍が予想される鬼頭さん。次はどんな演技を見せてくれるのか、今後も楽しみですね!

(月乃雫)

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