脇道を突き進む!異色のサッカーマンガ5選。バトルにスイーツ、もはや何でもアリ?
マグミクス / 2020年12月13日 19時20分
■ぶっとんだ設定やサイドストーリーが、つい気になってしまう…
『キャプテン翼』を筆頭に、熱い友情やドラマチックな展開で読者を惹きつけるサッカーマンガ。努力や友情、そして勇気の力で苦悩やスランプを乗り越え、次々と立ちふさがる強敵にうち勝っていく物語に共感し、心を打たれる人は少なくないでしょう。しかし一方で、時にはサッカーそっちのけで脇道を突き進んでいくような、唯一無二のサッカーマンガもたくさんあります。今回は、これまでのサッカーマンガの概念を打ち砕くようなマンガ5作品紹介します。
●吐血や爆発当たり前のサッカーギャグマンガ『HEAVENイレブン』
秋田書店「チャンピオンRED」にて2002年から2005年まで連載された、大和田秀樹氏による暴走究極サッカーギャグマンガ。舞台となる鬼灯島のふたつの町では、道覇(どうは)神社の鳥居をゴールに見立て、11人対11人で足のみを使った勝負を行う仏渡棒瑠(フットボール)大祭が行われていました。しかし、60年前に起きた事件「道覇の悲劇」(どうはのひげき)以来、フットボールは禁句に。そんな島に生まれ育った西郷太平と大久保晃がある出来事を通じてサッカーに出会い、全国に名を轟かせるべく、仲間と苦難苦境を乗り越えて行くという物語です。
どこかのコンビニを連想させるタイトルからも、ただのマンガではない雰囲気がありますが、なぜか吐血や爆発も多く起こるという、サッカー離れした描写も必見です。
●絶対に負けられない? マフィアとの抗争試合!『極道イレブン』
『極道イレブン』第1巻(光文社)
光文社「コミックBE!」にて1991年に連載されたサッカーアクションマンガ。主人公の借馬良は任侠の世界では名の知れている一匹狼のトラブル解決屋。そんな彼はあるサッカー対抗試合のために監督に雇われることになるのですが、その試合は日本のヤクザとイタリア・マフィアがサッカーで決闘するという前代未聞の試合。
助っ人の元プロ選手ひとりとコーチを除き、素人ばかりが集まった極道チームを率いて、ルールも常識も超越した喧嘩戦法で試合に挑んでいきます。「サッカーは戦争だ」という名言も残されていますが、本当の抗争とはどのようなものか……見てのお楽しみです。
●ウザすぎる史上最年少プロ棋士が革命を巻き起こす『ナリキン』
『ナリキン』第1巻(秋田書店)
「少年チャンピオン」で2012年から2014年まで連載されていた、鈴木大四郎氏による「将棋×サッカー」マンガ。主人公の成金歩は高慢な態度が特徴的な、史上最年少プロ棋士の中学生。運動神経ゼロの成金ですが、プロのサッカークラブと契約した同級生に夢中の幼馴染・恵を振り向かせるため、サッカーへの挑戦を始めます。
将棋とサッカーの組み合わせだけならまだありそうなところですが、「サッカーマンガ史上最もウザい主人公」と言われる、主人公・成金の上から目線、煽り癖、妄想癖が、これまでのサッカーマンガの真っすぐで熱い主人公たちとは一線を画します。このクセの強い主人公を嫌いになるか好きになるかはあなた次第……。
●頼れるキャプテンの唯一の癒しは…『パフェが好きでもいいじゃない』
『パフェが好きでもいいじゃない』第1巻(小学館)
小学館「ビッグコミックススペシャル」にて2007年に連載された、玉置勉強氏による新感覚スイート・パフェ・コメディーです。主人公は女子プロサッカーチームの頼れるキャプテン、伊勢裕香。普段は仲間を叱咤し、チームをバチバチ引っ張る大黒柱。しかし、そんな彼女が練習後にそそくさと向かうのは、閉店間際の喫茶店なのです。
「女子だもの、時にはちょっと甘えたい…」と、彼女の日々のストレスやプレッシャーを唯一癒やしてくれるのはパフェだったのです。パフェを食べながらも、職業病(?)によって、サッカーでおいしさを例えてしまう彼女の幸せそうな顔は、見ているだけで満腹になりそうです。
●サッカーとは旅とグルメのことである『ぺろり!スタグル旅』
『ぺろり!スタグル旅』第1巻(小学館クリエイティブ)
「ぐるなび みんなのごはん」にて、2017年から2019年まで連載された、能田達規氏によるサッカーグルメマンガ。「サッカーとは旅とグルメのことである…!」という言葉を掲げている同作は、Nリーグ2部・千葉ユニティの熱烈な女子サポ2人、エリとハルによる、アウェイ遠征スタジアムグルメ漫遊記です。
アウェイ遠征こそサポーターの醍醐味!と、まだ見ぬご当地グルメを求めて今週末もふたりはスタジアムに行きます。サッカーのサポーターというコアな部分にスポットをあてた作品ですが、リアルさと情報性も兼ね備えた、お得な気分になれるマンガです。
(ハヤサカコウキ)
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