【漫画】透明な男性と、目の見えない女性 後に夫婦となる2人の恋の始まりにときめく！

■異色のカップルの初々しいやりとりにドキドキ！

　探偵事務所を営む透明人間の透乃眼さんと、そこで働く目の見えない夜香さん。後に夫婦となるふたりの恋は、透乃眼さんが夜香さんを食事に誘ったことから進展し……。

　岩飛猫さん（@iwawotobuneko）が創作マンガ『透明男×人間女』をTwitterで連載中です。「異種間夫婦モノ描きたい」というツイートから始まった今回の作品には、読者から「すごくいい」「ふたりのやりとりが好き」「ときめいた」「素敵」などの声が多くあがりました。

　作者の岩飛猫さんに、お話を聞きました。

ーー岩飛猫さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　幼稚園に入る前にはすでにマンガらしきものは描いていました。家にマンガがあって姉がそれをまねていたので、私はさらにその姉をまねていたのだと思います。特別きっかけというほどのものはなくて、マンガを描くのは生活の一部でした。

ーー『透明男×人間女』のお話はどのようにして生まれましたか？

　連想ゲーム形式なんですけど、元々「人外と人間の異種間モノ」が好きで、異種間カップルの夫婦モノが描きたい！→透明人間は描いたことがないから、人外は透明人間にしよう！→女の子は細目キャラはかわいい！→細目なら盲目というのもありかもしれない→盲目の人は感覚が鋭い→ハッ透明人間に気付ける→ハッ尊い→ヨシそれだ！　という具合です。

透乃眼さんに食事に誘われた夜香さん（岩飛猫さん提供）

ーー透明な男性と目の見えない女性という異色のカップルですが、ふたりのキャラクター作りで工夫なさっている点、心がけている点などはありますか？

　当初「かわいい夫婦」のイメージを前提にしていたので、そこからはまた連想ゲーム形式なんですけど、ひとまずふたりとも穏やかな性格をスタートに、透明男は探偵だから細かいことに気付く→全盲だから周囲に対して神経を使っている→細かく優しい性格なら他者からの優しさに対して鈍感ではない……という風に、ふたりの特性をヒントに肉付けをしていきました。

　あとは対等な関係を描きたかったのもありますが、どこまで相手をサポートするかしないか、何を感謝し謝るか、どこにときめくかときめかないかを慎重に描くというのは心がけています。

　例えば、どこかへ行くのに相手の手を握るのは、目が見えるとする必要がないので、あえてすることで特別感が出てドキっとしたり優しさを感じ取るんですけど、目が見えない場合、ただ必要なことをしてるだけなので特別な行動ではありません。それに対して、それでもなおときめくべきかどうか……そういったことを丁寧に描いていきたいと思っております。

ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「どっちも“見えない人”」という感想は「うまい！」と思ったり、お互いを気遣っていることを尊く感じてくれている感想にうれしくなったりしましたね。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

「人外」、「人外と人の異種間」というテーマは今まで通りこれからも続けていくつもりです。

（マグミクス編集部）