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国民的なアニソン・歌詞の謎&勘違い センスがあふれすぎて、意味が分からない…

マグミクス / 2021年9月28日 17時10分

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■名曲に溶け込む謎の歌詞

 アニソンを聴いていて「あれ? なんて言った?」「この歌詞どういう意味?」と思ったことはないでしょうか? この記事では、昭和のアニソンにおける謎すぎる歌詞や、よく勘違いされている歌詞を振り返ります。

 勘違いされている例として典型的なのは「ルパン三世のテーマ」ではないでしょうか。骨太のメロディのなかに「ルパンザサ~ド」の歌詞が組み込まれているあのテーマ曲です。世代でなくとも一度は聴いたことがあるであろう曲ですが「ルパンザサ~ド」の部分は、発音が良すぎるのか正確に聴き取れず、「ルパンルパ~ン」とだと思っている人も多いのは有名な話です。

 勘違いされているアニソンでは『巨人の星』もそのひとつです。1968年からアニメ放送が開始され、テーマ曲は「巨人の星~行け!行け!星飛雄馬~」。「思い込んだら 試練の道を」で始まる曲は日本を代表するアニソンとしてとても有名です。しかし、この「思い込んだら」を「重いコンダラ」と謎のワードとして聞き間違えたという話題が広まり、ネット上ではネタ化。作中シーンの飛雄馬が引いている整地用ローラーの名前が「コンダラって言うんだ!」と勘違いしたという話もあり、今ではローラーの俗称として「コンダラ」が定着しているほどです。

 時代を超えて謎の歌詞がようやく解決した例もあります。80年代に放送された大人気サッカーアニメ『キャプテン翼』の第1シリーズのオープニングテーマは「燃えてヒーロー」には、「アイツの噂でチャンバも走る」という歌詞が登場します。しかし、この「チャンバ」とは一体何なのでしょうか? ポルトガル語で「記者」を意味し、大空翼がそれほどの有名人になったという説もありましたが、答えが出たのは放送から30年近く経った2009年のこと。雑誌「Sportiva」のインタビューにて、作詞者である吉岡治氏がチャンバは「バーチャン(婆ちゃん)」のことだと回答しました。寿司をシースー、銀座をザギンと言う業界用語のノリで、うわさを聞いたら“バーチャンも元気になって走ってしまう”という意味だそうです。長年の視聴者のモヤモヤが解消された瞬間でした。

 また、矛盾が指摘されている歌詞もありました。1969年から放送されたアニメ『タイガーマスク』は、秘密組織「虎の穴」から送られてくる刺客レスラーとの熱いバトルを描き一世を風靡した作品です。しかし、その主題歌「行け!タイガーマスク」の歌詞の一部に違和感を抱く人もいるようです。壮大なイントロから「白いマットの~」の歌詞で始まる有名曲ですが、問題なのはその後に続く「ルール無用の悪党にパンチをぶちかませ」という歌詞です。ヒーローモノとしてはしっくりくる歌詞ですが、『タイガーマスク』では話が違います。というのも「そもそもプロレスでパンチは反則じゃないの?」と不思議に思っている人もいます。タイガーマスクも「虎の穴」出身とはいえ、正義のレスラーとして生まれ変わった存在であるため、厳密なルールに反する行為に疑問を持つ人は少なくありません。

 パンチにまつわる歌詞の疑問は、70年代に放送されたアニメ『デビルマン』にも存在します。主題歌は阿久悠さんが作詞した「デビルマンのうた」です。デビルマンの能力解説が歌詞に盛り込まれた、ワクワクが止まらない曲ですが、そのなかには「デビルチョップはパンチ力」という歌詞が……「チョップなのにパンチ? どういうこと?」と指摘する声もあります。

 センスがあふれすぎた結果、想像もできない歌詞が盛り込まれた例としては雑誌「りぼん」で連載され、80年代にアニメ化もされた『ときめきトゥナイト』のオープンニングテーマでしょうか。曲の中には「物理学的には 今の私 三角関係の一点なの」、「女の子だけが持ってる ウルトラエクセレンス 第六感コンピューター」との歌詞が! メロウな曲調と相まって、癖になる一曲に仕上がっています。歌詞の意味を理解するのは当時の子供にはかなり難しかったでしょうが、約40年経った今でもこの曲には「神曲」として絶賛する声が集まっています。

 近年、あえてクレイジーに仕上げた歌詞のアニソンは多数ありますが、昭和のアニソンはそれよりも自然に曲になじんでいる印象です。名曲たちに隠された違和感をひとつずつ解いてみるのも、昭和アニソンを楽しむポイントなのかもしれません。

(椎名治仁)

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