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『鬼滅の刃』読めない炭治郎の言動4選「怖い!」 優等生キャラだからこそ天然が際立つ

マグミクス / 2021年10月15日 12時10分

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■炭治郎の思いがけない言葉や行動は人を驚かせるが…

 TVアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』の放送が始まり、炎柱・煉獄杏寿郎と会える日曜夜が楽しみですね。あらためて『鬼滅の刃』の世界にワクワクドキドキなファンも多いのではないでしょうか。

『鬼滅の刃』の主人公、竈門炭治郎は、心優しく正直で、生真面目な少年です。しかし、そんな優等生キャラであると同時に、炭治郎は「超」が付くほど「天然」で、その言動に驚かされることも多々あります。

 この記事では、炭治郎が優等生キャラだからこそ、「なぜ?」「どうして?」と疑問も沸き起こってしまう、意外すぎる言動が見られる4シーンをご紹介します。

※この記事には、まだアニメ化されていないシーンについての記載があります。原作マンガを未読の方はご注意ください。

●自分をめいっぱい励ます!

 鼓屋敷で元・十二鬼月である響凱(きょうがい)に挑んだ時の炭治郎は、その前の朱紗丸(すさまる)と矢琶羽(やはば)との戦いで肋骨と脚を骨折していたため、十分な状態ではありませんでした。「踏ん張ったりすると折れてる所が軋んで力が入らないんだ」という肉体的な不安ばかりか、身体に生えた鼓を叩いて部屋を回転させたり斬撃を飛ばしたりする響凱の血鬼術による複雑な攻撃によって「怪我のせいで悪い想像ばかりしてしまう」と、精神的にも弱っていたのです。心の中には、「折れてる炭治郎じゃ だめだよ~」と自分勝手なことを言って泣く善逸まで現れます……。

 そんな時でした! 読めない炭治郎が発動します。「はい ちょっと静かにしてください」と心の中の善逸を一喝すると、これでもかというくらいめいっぱい自分を励ますのです。「頑張れ 炭治郎 頑張れ!!」「俺は今までよくやってきた!! 俺はできる奴だ!!」「そして今日も!! これからも!! 折れていても!!」「俺が挫けることは絶対にない!!」と。

 つらい時や苦しい時に自分を励ますことは誰でもあります。しかし、それは心の中での「頑張るぞ!」「絶対負けないぞ!」などであって、炭治郎のように、はっきり口に出す人は、まれではないでしょうか? たしかに炭治郎の場合は命がけのシーンであり、本気で自分を励まさなくてはいけないほどの心と体の状態でしたが、ここまで、くどく鼓舞する言葉を重ねるのは炭治郎ならではの天然すぎる「読めない言動」ですね。

●鬼すら読めない炭治郎の行動とは!?

 炭治郎のここぞという時の得意技と言えば、頭突きです。公式ファンブック『鬼殺隊見聞録』によれば、炭治郎のこの石頭は母親である葵枝(きえ)ゆずりとのこと。

 炭治郎が最初に頭突きをさく裂させたのは、水柱・冨岡義勇に紹介された育手の鱗滝左近次を訪ねる途中、お堂で出会った鬼に対してでした。とっさのこととはいえ、ついさっきまで口の周りを血で濡らして人肉を喰らっていた鬼になんて、けっして顔を近づけたくはないものです。むしろ積極的に避けたいところでしょう。しかし炭治郎は違いました。禰豆子を襲ったことに対する怒りを爆発させて1度目の頭突き、効果を実感して、2度目の頭突きで追い打ちをかけ、みごと劣勢を跳ね返したのです。鬼も、よもや人間から頭突きを喰らうとは思っていなかったでしょう。炭治郎の行動は、鬼すら読めないのです……。

 この後、炭治郎は出会ったばかりの伊之助や柱合裁判の場で風柱・不死川実弥、炎柱・煉獄杏寿郎の父であり、元炎柱の煉獄槇寿郎、「遊郭編」に登場する上弦の陸・妓夫太郎にも頭突きを繰り出します。いずれも「ここで頭突き?」「この人に頭突き?」と驚かされるものばかりです。

●リミッターが外れると、常識の枠も超える

 那田蜘蛛山で出会った先輩隊士、村田さんは、柱合会議に召喚された後、「地獄だった……」「怖すぎだよ 柱……」と愚痴っていましたが、お館様・産屋敷輝利哉(うぶやしき・きりや)と柱たちを前にしても、炭治郎は畏縮することも、空気を読むこともありませんでした。

 禰豆子を傷つけた実弥に頭突きを喰らわせ、お館様に「俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!!」と真顔で宣言するのは序の口です。蟲柱・胡蝶しのぶの屋敷で預かるからと、鬼殺隊の事後処理を担う「隠」がその場から炭治郎を退出させようとすると、柱にしがみついて退出を拒否したのです。禰豆子を刺した分だけ、不死川実弥に頭突きで報復させろとわめく炭治郎……。普段、生真面目でしっかり者なのに、リミッターが外れると常識の枠も軽々と超えて、何をしでかすか読めない奴に変貌するのです。

 この後、炭治郎は蝶屋敷まで運ばれる間、隠の人たちから「柱すげえ怖いんだぞ 空気読めよ 察しろ!!」と、めちゃくちゃ怒られますが、彼はすでに別のことに気を取られていて自分の言動を反省している様子が微塵もないのも、天然すぎるって怖い……と思わせるところです。

●心を震わせる、炭治郎の思いがけない言葉

 天然すぎる炭治郎の言動は、笑いを誘うだけではありません。シリアスなシーンでは、炭治郎の思いがけない言動が心に刺さることがあります。

「無限列車編」でも、太陽を避けて逃げる猗窩座に炭治郎が思わぬ言葉を叫びました。「逃げるな卑怯者!!」炭治郎の思いの丈が、口からほとばしった言葉です。

 しかし、言われた猗窩座は「何を言ってるんだ あのガキは 脳味噌が頭に詰まってないのか?」と怒りをあらわにし、炭治郎の状況判断力の鈍さをいまいましく思います。たしかに、この言葉だけでは炭治郎は伝わらないでしょうが、その後に続く言葉に伊之助はフルフルするほど心を震わせ、死を前にした炎柱・煉獄杏寿郎はフッと表情を和らげるのです……。

 人は予想や想像ができる範囲の事がらについては、それが良いことであっても悪いことであっても、ある程度の覚悟や心の準備ができています。しかし、炭治郎の天然すぎる、突拍子もない言動は不意打ちのようなもの……。普段の炭治郎が優しくて、正直で生真面目な優等生であればあるほど、その不意打ちは大きく予想を裏切るため、炭治郎の読めない言動は、笑いや感動を生むのです。

* * *

 上記でご紹介したほかに、蝶屋敷にやってきた音柱・宇髄天元に対する「お前を柱とは認めない!! むん!!」、冨岡義勇とのソバ早食い、不死川玄弥の歯を保管……など、炭治郎の読めない言動はいろいろありますね。

※禰豆子の「禰」は「ネ」+「爾」が正しい表記
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(山田晃子)

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