1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

ジャンプで「遊戯王」を超える奇抜ヘアは登場していない?近年のキャラと比較

マグミクス / 2022年5月11日 20時10分

写真

■遊戯のヘアスタイル以上に奇抜な「ジャンプ」キャラは現れたのか!?

 あまりにも、遊戯が強すぎました……これは髪型の話です。

 90年代後半から00年代初頭、『遊☆戯☆王』(著:高橋和希)を初めて読んだ少年たちは、面白さはもちろんのこと、「なんだ、この髪型は…」と打ち震えたものです。そして、その衝撃は今も変わりません。同作の主人公・武藤遊戯の、かの描写しがたい、それでいて一発で認知された髪型は、以降の「ジャンプ」キャラにおける奇抜ヘアの頂点に君臨し続けているのではないでしょうか。

 月日は流れ、もう令和4年です。もうそろそろ「遊戯ヘア」の牙城を崩す、ルーキーたちが集まっているはず。ということで、この記事では『遊☆戯☆王』の連載が終了した2004年以降に登場した「ジャンプ」キャラのなかで、遊戯を超える奇抜ヘアの猛者がいたのかどうか、誠に勝手ながら「勝ち抜き方式」で見ていきたいと思います。

 ……と、その前に、遊戯の髪型を改めてじっくり見てみましょう。やっぱり、何がおきているかがわかりません。垂れ下がった金髪の前髪、その後ろで放射状に勢いよく逆立った紫と黒のツートンカラーの長髪。さらに闇遊戯モードになると、垂れ下がった金の前髪が後ろの放射状ヘアと結合し、ひとつの毛束のなかで「金」「黒」「紫」という闇のトリコロールを形成……これはやはり相当強いです。

●主人公枠でいうと……遊戯に太刀打ちできるキャラは?

 まずは、主人公キャラたちを見てみましょう。かつては『ジョジョの奇妙な冒険』を筆頭に、奇抜なヘアの主人公は多数いましたが、そもそも2000年代以降、主人公が奇抜なヘアスタイルのマンガ自体がすでに珍しいものになりつつありました。

 遊戯に勝つためには、髪が単色ではそもそも話になりません。そのなかでも、短期連載でしたが2013年連載の『無刀ブラック』(著:野々上大二郎)の主人公、黒月雪路の髪型は……インナーは白、外は漆黒、毛量たっぷりのロン毛というものでした。また2022年3月に連載が終了した『Dr.STONE』(原作:稲垣理一郎、作画:Boichi)の主人公・石神千空は逆立った白菜ヘア(毛先にかけて緑がかかる白髪)です。少しさかのぼって、2005年から連載されていた『魔人探偵脳噛ネウロ』(著:松井優征)のネウロも、さすが魔人らしい奇抜なヘアスタイルで、前髪は三つに分かれた黒髪で、それ以外は金髪、髪の先端には逆三角の髪留め型の魔界電池がいくつもついています。

 いずれも非常に個性的ではありますが、やはり簡単に「文字で説明」できてしまう点において、遊戯に軍配が上がります。なんの軍配かはわかりません。「ジャンプ」主人公ではやはり、遊戯が未だ奇抜ヘアの王者ということになりそうですが、さて主人公以外ではどうでしょうか。

■柱や改造人間なら遊戯の髪型に勝てる……?

後にさまざまな髪型の変化を見せるフランキーが表紙のDVD『ONE PIECE Log Collection “FRANKY”』(エイベックス・ピクチャーズ)

●さすがは柱…伊達じゃない!『鬼滅』キャラたちの踊り狂うヘアスタイル

 遊戯の奇抜ヘアを倒すには、「柱」の力を借りるしかないかもしれません。令和のメガヒット作品『鬼滅の刃』(著:吾峠呼世晴)の登場キャラクターは、奇抜ヘアの百鬼夜行です。

 たとえば恋柱・甘露寺蜜璃の髪型は、桃と緑のツートンカラー。しかも桜餅の食べ過ぎによっての変色というのですから、とんでもないヘアスタイルです。加えて、炎柱・煉獄杏寿郎のアクロバティックな髪型は言わずもがな。多くの人々が「3次元」での再現を試みては、玉砕している模様です。赤と黄のカラーリングに気を取られがちですが、跳ね上がった前髪、そして後ろ髪、たっぷり流れるもみあげ……まさにファンタスティック。さらにいえばこの髪色、父・槇寿郎も弟・千寿郎も同様の色合いをしています。子供を授かった煉獄家の女性が、妊娠中に7日おきに2時間ほど大篝火を見る「観篝(かんかがり)」という儀式を行い、この髪型になるようです。

 さて、接戦ではありましたが、遊戯ヘアは三色構成であり、再現不能性の高さという観点から、ここは辛くも遊戯の勝利といえそうです。とはいえ、ここまで遊戯ヘアを追い込むとは……さすが『鬼滅の刃』です。

●やっぱり強いぞ『ONE PIECE』!果たして遊戯は今、勝てるのか?

 最後に、世界規模のメガヒット作品『ONE PIECE』(著:尾田栄一郎)のキャラクターたちではどうでしょうか。単行本は100巻超えで、登場キャラクターの数も膨大。奇抜ヘアでいうと、ちょっと思い返すだけでも初期にはヘルメッポ、ベルメールさんなどが挙げられますし、物語が続くにつれて奇抜ヘアもキャラも増えていきます。特にフランキー一家の姉妹、キウイとモズの「四角」ヘアには度肝を抜かれました。

 というか、フランキーの髪が凄いです。もともと水色リーゼントと、かなり奇抜でしたが、自分を改造して鼻のスイッチを押すたびにヘアスタイルが変わるようになってからは、「クワガタ」になったり、「大砲」になったり、「クジラ」になったり……さすがに勝てません。バリエーションで変化をつける超長期連載だからこそできる、奇抜ヘアの物量作戦にはさすがの遊戯ヘアも勝ち抜けませんでした(※改めて個人の感想です)!もし遊戯があの髪型を標準としてフランキーに「改造」してもらったら、とんでもないことになるかもしれません。

 ということで「遊戯ヘア」を基準に、2000年代以降の「ジャンプ」キャラクターたちの髪型を振り返ってきました。『ONE PIECE』も『鬼滅の刃』も、メガヒット作品には奇抜ヘアキャラが登場する点も重要ですが、奇抜ヘア主人公が減少しつつあることもまた興味深いです。皆さんが気になる髪型のジャンプキャラは誰ですか?

※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記

(片野)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください