1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. 面白ネタ

大人になると見方が変わる? 『幽☆遊☆白書』で印象が変化したシーン&キャラたち

マグミクス / 2022年5月18日 6時10分

写真

■戸愚呂弟は憎めない敵キャラ!?

 当時は何気なく読んでいたマンガを改めて読み直した際、「感じ方や捉え方」が変わったというケースは少なくありません。なかでも「週刊少年ジャンプ」の黄金期を支えた大人気マンガ『幽☆遊☆白書』には深みのあるキャラやセリフが描かれており、ネット上では「大人になってからもう一度読むと、シーンやキャラの印象が全く違う!」と話題になっています。

 例えばメインキャラのひとり・桑原和真は三枚目のイメージが強めではありますが、じつは漢気あふれるカッコいい性格の持ち主です。桑原たちを苦しめた敵キャラ・御手洗清志(みたらい・きよし)が命の危機になった時には、敵にもかかわらず救いの手を差し伸べています。また飛影や蔵馬らのさらなる強キャラのせいで「強さ」も薄れがちですが、桑原の武器「次元刀」の力は空間や能力ごと切り裂くことができるため、非常に強力。ファンの間では「ただのおっちょこちょいなキャラだと思ってたけど、実際は優しさと強さを兼ね備えたカッコいい漢だよね」「結婚するなら桑原」と称賛の声が上がっていました。幽助に向けた「キタネェ奴らにも筋通して勝つからかっこいいんじゃねーか?」という漢気あふれるセリフも人気です。

 また、同作を読み直した時に、味方キャラはもちろん「悪役キャラ」の印象が変わったという読者も多いようです。特に戸愚呂弟の名前を挙げる人は多く、「強さを追い求めて妖怪になったけど、強くなりたいと願ったのは決して『自分のため』だけではないと気づいた。自己犠牲的な要素もあるから、少し可哀想に思える」「幻海に『世話ばかりかけちまったな……』と語りかけるラストシーンで、戸愚呂弟の優しさと切なさが伝わってきた」などのコメントもありました。切ないバックグラウンドやセリフを再確認することで、以前とは違う一面が見えてくるのかもしれません。

 ちなみに幻海と戸愚呂弟によるやり取りのなかで、「幻海のセリフ」も印象の受け方が変わってくるようです。老いを恐れる戸愚呂弟に対して言い放った「あんたが年をとればあたしも年をとる それでいいじゃないか」というセリフには、「30歳過ぎてから読み直したら心に刺さった!」「戸愚呂弟の考えを否定しつつも、どこか愛情が感じられる言葉だよね」と響いた人が多かったようです。ほかにも、「子供の頃はサイコだと思っていた仙水の純粋さが分かった」と印象が変わったり、「過去の傷を持たない奴などいやしない。もしいるとしたら、それは薄っぺらな奴だ。」という飛影のセリフにも年を経たから気づく深みがあるという意見がありました。誕生から30年以上が経つ『幽☆遊☆白書』ですが、まだまだ読むたびに発見のある名作としてこれからも長く愛されるでしょう。

(マグミクス編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください