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急に現れた三毛猫は首輪に鈴 「もしかして…」問い合わせると迷子猫情報と一致 写真を見せると「うちの子です!」

まいどなニュース / 2024年4月4日 17時30分

千葉県我孫子市内の民家に、急に姿を現すようになった三毛猫

千葉県我孫子市で猫の保護活動を行っている団体・ねこ友会。同団体では定期的に、保護猫の譲渡会を実施していますが、2024年1月の開催では、当初の目的とはやや異なる相談を受けました。

JR我孫子駅から程近い地域に住む人からで、「3週間ほど前の12月中旬頃に急に三毛猫が現れ、ほぼ毎日朝夕のご飯を食べにくる」と言います。

そのお宅を見に行くと、鈴の付いた首輪をした三毛猫がいました。鈴の付いた首輪をしていました。「食べ終えると、どこかに消えて行ってしまう」とも言います。これらのことから外飼いされている猫の可能性が考えられましたが、同時に「急に現れた」ということは迷子猫の可能性もあります。

スタッフはこの人の相談を受けて、すぐに千葉の「動物愛護ふれあいセンター」のネットでの迷子猫情報をチェックすることにしました。

念のためにセンターに電話してみると…

「動物愛護ふれあいセンター」にはそれらしき猫の情報はなし。次に「迷い猫.NET」などネット上での迷子情報に加え、我孫子駅南口交番への届出などもチェックしましたが、いずれも該当なし。

念には念を、ということであらためて動物愛護センターに電話で問い合わせしたところ、似た特徴の猫が11月末から迷子になっているとの情報を得ることができました。

写真を見た飼い主は「うちの子だ」

少し離れた場所に住む飼い主さんによる三毛猫の捜索願いで、特徴がとにかくその写真の猫とよく似ています。

動物愛護センターを介して、その飼い主さんにねこ友会のスタッフが三毛猫の情報を伝えると程なくして連絡があり、写真を見せると「うちの子だ」と確定。

飼い主さんの身に立ってみれば、1カ月以上も探し続けた三毛猫が無事だったことに安堵したはずですが、しかしここからクリアしなければいけない壁があります。それはこの三毛猫の捕獲です。無理に捕獲しようとすれば、三毛猫が怖がって逃げてしまい、さらに遠くに移動してしまうことも考えられます。

しかし、そこは百戦錬磨のねこ友会です。慎重に慎重を重ね、三毛猫が現れる民家に捕獲器を設置しました。すると、見事に三毛猫が捕獲器に入ってくれ、無事に飼い主さんの元へと戻ることができました。これを受け、最初に相談をしてくれた人も大喜びでした。

家猫にとって冬場の屋外暮らしは厳しいものです。しかし、1カ月以上もこの三毛猫が生き抜くことができたのは何よりも「ご飯をくれるような心優しい方がいてくれたお陰だ」として、スタッフは相談してくれた人に逆にお礼を伝えました。

迷子になった際にはすぐに各所に捜索願いを

今回は飼い主さんが動物愛護センターに届出を出していたことが幸いでした。

実は我孫子市の動物愛護センターはWEB掲載がなく、電話で聞くことしかできません。柏市の動物愛護ふれあいセンターのようにHPへの掲載が待たれるところです。

家で飼っている猫や犬に対し、脱走防止策を講じ迷子にさせないことは大前提ですが、しかし万一脱走してしまったときには早めに地域所管の「動物愛護ふれあいセンター」や警察署への届け出をすることが得策です。加えてネットでの迷子猫・迷子犬専門サイトやSNSなどでも呼びかけをすることで、愛猫や愛犬を保護できる可能性は格段にアップするはずです。

当たり前のことではありますが、スタッフはこの「当たり前のこと」の大切さを、この一件で強く実感しました。

ねこ友会
https://nekotomokai.amebaownd.com/

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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