「1人で行って寂しくないの？」→「快適」と答えたら、相手が… 共感ぞくぞく「複数だと気を遣う」「自分のペースで見られる」

ひとりで好きなものを楽しむ時間…寂しいのか、寂しくないのか？　（写真提供：かぶつさん）

「水族館に1人で行って寂しくないの？」。知人からそう問いかけられた投稿者は「今まで寂しいという感覚を持った事がない」と答え、その理由がX（旧Twitter）で多くの人から共感を得ています。

全国の水族館を巡るのが趣味のかぶつ（@tan_sui_kabutz）さんが、「むしろ同行者に気を使わなくていいし、待たせる事も無いし、とても快適です」とメリットを伝えたところ、知人は「今度1人で行ってみるわ！」と前向きな様子。「何事も1回やってみてから判断する人って素敵だと思う」とかぶつさん。

投稿には、「私も1人で行きます 時間も無制限 同じ水槽に何回行っても何も言われない」「私もほとんど1人で行くので、それが寂しいと思ったことはないですねえ」「逆に複数人で行くと、気を遣いすぎてしまいます」など共感を示す声が多数寄せられています。

また、「映画も美術館も博物館も動物園も水族館もフェスも1人がベストだと思っています。同行者の存在に気を遣わず集中できますし、自分のペースで見て休憩して見て…と自由なので」と、好きな場所こそひとりで行きたいという人も。

美しい写真とともに水族館の魅力を発信し続けるかぶつさん、”ひとり水族館”の魅力を詳しくたずねました。

「ファインダーを覗いていると自分の世界に入ることができ、ストレス発散に」

――1人で水族館に行くようになったのはいつ頃から？

「幼い頃から家族と一緒に行くことが多かったですが、1人で行くようになったのは社会人になってから。就職して名古屋から東京に引っ越して、週末1人で過ごす時間が増えた頃からひとりでも水族館に行くようになりました。

当時は水族館ブログを書いていたので（現在は更新なし）、行った記録が残せたら写真は何でも良かったのですが、コロナ禍で時間に余裕ができた頃に『もう少し綺麗な写真が撮りたい』と思い、一眼レフカメラを購入し、カメラにどっぷりハマり……今に至ります」

――1人でいる時は、もっぱら撮影をして過ごすのですか。

「水族館って非日常の空間なんです。そしてカメラを持ちファインダーを覗いていると、没頭して自分の世界に入ることができ、ストレス発散になります。

撮影マナーについては常に意識を持っているので、混んでいる時はあまり撮りません。水槽から離れたところからぼーーっと眺めています。そのため空いている水族館が好きなんです。撮影に集中できる（周囲に気を配らなくていい）時が至福の時です」

――誰かと行く時もあるのですか。

基本的に水族館は1人で行きますが、最近は私が水族館マニアだと周囲にバレてきてしまい、連れて行ってほしい・案内してほしいと言われることもあり、そんな時は一緒に行くこともあります。

――ほかに、ひとり映画、ひとり観劇、ひとりテーマパーク、ひとり旅など、「ひとり行動」はお好きですか？

「ひとり旅は好きですが、映画・観劇・テーマパーク等の人混みは好きではないのでそもそも行かないです。

独りよがりな考えですが、水族館に行く日は常に私だけの空間であれば最高！ と思っていますが、それと同じように大好きな水族館がお客さんで溢れるように祈っていますし、そのために日々水族館に関する投稿を続けています。矛盾していますけどね」

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冒頭で「水族館に1人で行って寂しくないの？」とたずねた知人は、本人の様子からするとまだ「ひとり水族館」を体験していないとのことでした。

迫力ある写真を多数投稿するかぶつさん。「全国の水族館ご担当者さまから『かぶつの写真を使わせてほしい』と言ってもらえたらいつでも写真データを送付しますので、お気軽にお声がけください」と水族館に向けてのメッセージを寄せてくれました。

（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・谷町 邦子）