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多くのガンマンを生み出したファミコンの『光線銃シリーズ ガン』…40年前のお茶の間は西部劇の舞台だった!?

まいどなニュース / 2024年4月3日 19時30分

ファミコンで遊ぶことができた懐かしのガンシューティングゲームとは ※画像はイメージです(Satjawat/stock.adobe.com)

1983年に任天堂から発売された「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)には、本体の前面に別売の装置を接続して機能拡張ができる「EXPAND CONNECTER(エキスパンド コネクタ)」が付いています。

1984年2月18日には、このエキスパンド コネクタに接続して使用する『光線銃シリーズ ガン』が発売されました。この銃型コントローラーの登場により、これまでアーケードで遊んでいたガンシューティングゲームをファミコンでも遊べるようになりました。

『光線銃シリーズ ガン』は、リボルバーの形を模したコントローラーです。画面に向けてトリガーを引くとターゲットが一瞬光り、銃口のセンサーがその光を認識して命中判定がおこなわれます。

この形状の銃は、開拓期のアメリカ西部を舞台にした「西部劇」でよく見かけたものです。それもあって「光線銃を片手に映画の登場人物気分を味わっていました」「西部開拓時代の名銃ピースメーカーに似せていて驚いた」など、映画好きのファンからの声がSNS上で多くあがっていました。

本機と同時発売された『ワイルドガンマン』と光線銃の同梱セットを購入すると、銃を持ち歩くための「ホルスター」が付いてきてより一層のガンマン気分を味わえました。

『ワイルドガンマン』は、西部劇で見られた「ガンファイト(銃の早撃ち決闘)」をゲーム化したものです。画面に現れる銃を持った悪漢(あっかん)と対峙し、「FIRE!!」の合図に合わせて、いかに素早く銃を撃つかが攻略のポイントでした。

画面から離れれば離れるほど、照準を合わせづらくなるためSNS上では「早撃ちができなくて、画面に銃をくっつけて遊んでいた」といったスタイルをするプレイヤーが多く見られました。

また1984年4月21日には、クレー射撃の世界観をゲーム化した『ダックハント』が発売されました。同作は、画面に現れるダック(鴨)やクレー(標的)に照準を合わせて撃ち落とすゲームです。2人プレイモードでは1人はハンターとなってダックを追い、もう1人は飛び上がったダックを操作して、撃たれないようにコントロールします。

当時遊んでいたプレイヤーからは「当たり判定がシビアで難しかった」といった苦戦したとの声に加え、「家族旅行先の旅館に置いてあったので散々遊んだ」など旅館や宿泊施設でファミコンで遊べたことを懐かしむ声もあがっていました。

その他、1984年6月12日にギャングや缶をターゲットにして遊ぶ『ホーガンズアレイ』が発売されます。タイトルにもなっている「ホーガンズアレイ」とは、アメリカの警察官の射撃訓練の1つで、複数のパネルのなかから瞬時にギャングを見抜いて撃ち抜くというものでした。

同作に対しては「缶を撃つトリックモードが面白い」「難しかったけど警察官気分を楽しめました」との声が見られました。ただ、2カ月毎に対応ソフトが出た影響なのか、本ソフトの思い出をSNS上で語る声は少ないようです。

銃型コントローラーはその後、Nintendo Switch用のコントローラーではJoy-Conをセットして使用する形のものが発売されています。Joy-Conのボタン操作も使用できるため、撃つ以外の動作にも対応する驚きの進化を遂げています。そんな現在の銃型コントローラーにも負けない存在感を放つ『光線銃シリーズ ガン』。発売40周年を記念してNintendo Switch用の復刻版が発売を期待するファンは筆者以外にも多くいるのではないでしょうか。

(海川 まこと/漫画収集家)

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