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フジテレビ、CM差し止め分は料金請求せず 経営に打撃か

毎日新聞 / 2025年1月24日 20時34分

フジテレビ=東京都港区で

 フジテレビは24日、自社CMを差し止めた広告主に対し、1月に公益社団法人「ACジャパン」の公共広告に差し替えた分の広告料金を請求せず、2月以降の契約済みの広告についてもキャンセルを認めることを広告主に提示した。フジの経営に打撃となりそうだ。複数の大手企業が提示を受けたことを認めた。

 タレントを引退した中居正広さんと女性のトラブルを巡って、フジへの自社CMを差し止め、ACジャパンの公共広告に差し替える企業が相次いでいる。ただ、差し替わった広告枠は既に契約済みとして、企業が支払った料金は原則返還されない仕組みだった。

 だが、今回の差し替えはトラブルへのフジの対応が不十分だったことが原因だとして、企業の間では返還を求める声が拡大。ライオンは同日、広告代理店を通じてCM差し止めに伴って生じた損失の補償を求める方針を明らかにしており、フジが対応を迫られた格好だ。今回の提示について、フジは「スポンサー関連のことはお答えできない」としている。

 フジテレビの報道番組によれば、20日までに75社がCMを差し止めた。同社の2024年3月期のCM収入は1473億円。月間で平均すると約122億円で、今後も広告キャンセルの動きが続けば、フジの業績への大きな打撃は避けられない。

 また、影響は系列の地方局にも及んでおり、セブン&アイ・ホールディングス傘下で東北と北関東にスーパー約250店舗を展開するヨークベニマル(福島県郡山市)は、いずれもフジテレビ系列の仙台放送(宮城県)、さくらんぼテレビ(山形県)、福島テレビ(福島県)へのCM放映を取りやめた。【加藤結花、道永竜命】

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