ポテンシャルとは?ビジネスでも重要とされる能力を引き出し、高める方法を紹介
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年9月20日 10時0分
ポテンシャルとは「潜在能力」や「可能性」といった意味で、まだ発揮できていない秘められた能力を表しています。まだ仕事で成功していない人でも、ポテンシャルがあれば将来的な活躍が期待できるかもしれません。ここでは、ポテンシャルの意味とポテンシャルがある人の特徴、ポテンシャルを高める方法について解説します。
ポテンシャルとは?
「ポテンシャル」という言葉を耳にしたことがあっても、正しい意味を理解できていない方も多いでしょう。ビジネスシーンでも使用する機会が多い「ポテンシャル」という言葉について、正しい意味や使い方などを知りましょう。
ポテンシャルの意味
ポテンシャルは英語の「potential」が元になった言葉で、直訳すると「潜在力」「将来性」「可能性」といった意味になります。潜在力とは、表側には現れず内側に潜んでいる能力のことです。
ビジネスシーンで使用するときも、そのまま「将来性」「成長できる可能性」といった意味で用いられます。いつか本来の能力を発揮するはずという期待や希望を込めて「ポテンシャル」という言葉が使用されます。
つまり、ビジネスでは「ポテンシャルが高い人=これから成長できる人」と解釈されるのです。
ポテンシャルの使い方
ポテンシャルは人・物の両方に対して使える言葉です。ビジネスシーンでは「ポテンシャルが高い」「ポテンシャルを秘めている」のように使われることからわかるように、人や物を褒めるとき、または期待を込めた文脈で使用されます。
「ポテンシャルが高い」
ポテンシャルが高いとは、内に秘めた能力・可能性が高いという意味です。
<例文>
「彼はポテンシャルの高さを期待され、新しいプロジェクトを任命された」
「残念な結果に終わったけれども、彼女のポテンシャルの高さがわかる試合だった」
「ポテンシャルを秘めている」
ポテンシャルを秘めているという言い方には、「隠れた才能を持っている」といったニュアンスが含まれています。
<例文>
「中途採用した彼は、ポテンシャルを秘めているから今後伸びていくだろう」
「この技術は、さまざまな分野に応用できるポテンシャルを秘めている」
ポテンシャルが高い人の特徴とは
ポテンシャルが高い人には、どのような特徴があるのか見ていきましょう。
行動力がある
ポテンシャルが高い人は、「やってみよう」と思ったことをすぐに実行する行動力があります。夢や目標を持っていたとしても、実際に行動しなければスキルアップには繋がりません。ポテンシャルが高い人は、計画するだけでなく、すぐに行動に移すことができ、最後までやり抜く力があるのです。行動することで、未来が見えてきます。
成長意欲がある
成長意欲を持ち続けられる人も、ポテンシャルが高いといえます。ポテンシャルが高い人は、自分のなりたい姿のイメージを持ち、その姿に近づくためなら努力を惜しみません。現状に満足するのではなく、今よりも上を目指したいという姿勢は周りにも良い影響を与えるでしょう。
自己分析が得意
ポテンシャルが高い人は、自分を客観的に分析して理解することが得意です。自分の長所・短所をよく理解しているため、自分の力を最も発揮できる仕事に就けるでしょう。組織やプロジェクトにおいても、自分が求められている役割を把握して柔軟に行動できるため、周囲の評価も高いといえます。
責任感がある
任せられた仕事に責任感を持って取り組めるのは、ポテンシャルの高さを表しています。責任感の強い人は、高い壁に当たっても途中で投げ出すことはしません。諦めずにあらゆる改善策を考えて試すことで、最後までやり遂げるのです。たとえ時間がかかったとしても、最終的には大きな成功を掴むことでしょう。
ポジティブ
ポテンシャルが高い人の特徴のひとつに、「ポジティブ思考」が挙げられます。「なんとかなるだろう」という楽観的な考えから、どんなに難しい仕事でも、すぐに実行に移せます。失敗を恐れて挑戦しない人は、失敗から学ぶこともできません。ポテンシャルが高い人はうまくいかないときでも、失敗と反省を繰り返して前進していくのです。
好奇心が旺盛
ポテンシャルが高い人は、好奇心も旺盛です。多様なジャンルに興味を持ち、面白そうと思ったら飛び込んでいきます。知らないことでもどんどん吸収する意欲があり、知識や教養の幅も広いでしょう。好奇心で趣味の幅が広がると行動範囲も広がるため、新たな出会いから人脈も作っていくことができます。
ポテンシャルを高める方法
ポテンシャルが低いと感じていても、意識すれば高めることも可能です。ポテンシャルを高める方法を紹介します。
他者責任から自己責任へ
ポテンシャルを高めるためには、自己責任を持つことが大切です。何かうまくいかないことがあったとき、それを他人や環境のせいにしてばかりいては自分の成長には繋がりません。自分事として捉えることで、何が悪かったのか、どう変わっていけば良いのかの振り返りができます。たとえ失敗したとしても、自分を成長させられるきっかけになるでしょう。
受け身の姿勢をやめる
自分の潜在的な能力を引き出すためには、受け身の姿勢はやめましょう。自分に振られた仕事をこなしているだけでは、いつまで経っても現状維持のままです。積極的に発言をしたり、新しいアイデアを出したりすれば自分だけでなく組織も活性化されます。積極的な姿勢が評価され、新たな仕事を任せられる機会も増えるでしょう。
自己分析
ポテンシャルを高めるためには、まず自分のことを他の誰よりも知っている必要があります。自分のことはなんとなくわかっているつもりでも、案外本当の自分の強みはわかっていないものです。自己分析するには、自分の得意不得意や興味関心などをノートに書き出してみるのが良い方法です。文字にすれば、あとから振り返ることができ、感情の整理にも役立ちます。
新しいことにチャレンジする
成長するためには、チャレンジが欠かせません。自分の枠を超えた新たなチャレンジをすれば、困難にぶつかることもあるでしょう。しかし、それを乗り越えようと工夫を繰り返すことで、内なる能力が引き出され成長できるのです。いつも同じ分野にとどまるのではなく、興味関心の幅を広げて動き出す必要があります。
人と積極的に関わる
人と積極的に関わることで、自分のポテンシャルを引き出すきっかけになることもあります。自分では短所と思っていることでも、他者の視点から見れば、それが長所になることもあるのです。さまざまな価値観・考え方の人と積極的に関わることで、新たな自分に出会えるかもしれません。
ポテンシャルを引き出すための習慣
日々の習慣を変えることで、ポテンシャルを引き出せる可能性があります。ポテンシャルを引き出したい方は習慣にしてみましょう。
瞑想の時間を作る
ポテンシャルを引き出すために役に立つのが「瞑想」です。姿勢を正して静かに座り、呼吸を意識しながら自分の内面に意識を向けていきましょう。瞑想には心を落ち着けて、自分の思考や感情を整理できる効果があります。忙しい社会人生活を送っていると、頭の中が常にタスクでいっぱいになってしまうでしょう。1日の中で数分だけでも瞑想し、頭をクリアにすることで、自分にとって何が1番大切で、何を行うべきかがはっきりしてきます。
1日をルーティン化する
最大限のポテンシャルを引き出すためには、1日24時間という限られた時間の使い方も重要です。日々をルーティン化して効率良く過ごせば、自己投資の時間に使える時間も増え、能力を高めることができます。夜は疲れてパフォーマンスが落ちてしまうため、早起きして朝にやりたいことや仕事を進める「朝型」の生活がおすすめです。体と脳の疲れが取れた朝のうちにやるべきことを済ませられれば、1日を通して充実感が得られます。
目標を立てる
日々を有意義に過ごすためには、常に目標を持ち行動することが大切です。自分が達成したい目標を立てて、それを実現するための計画を立てることで、自分が何をすべきかが明確になります。目標とその実現を習慣化するには、設定した目標を毎日確認するのがコツです。朝起きたら目標を確認し直すことで、常に取り組むべきことを脳に意識させることができます。
ビジネスにおいて重要視されるポテンシャル
ポテンシャルがある人材は、ビジネスでも非常に重宝されます。ポテンシャルを認められれば、仕事でも出世や昇進のチャンスが近づくでしょう。また、近年の転職は、「ポテンシャル採用」が取り入れられており、ポテンシャルがあれば未経験でも新たな業界にチャレンジできる可能性があります。
ポテンシャル採用とは
ポテンシャル採用とは、応募者の経験や実績、スキルよりも将来性や潜在能力などの「ポテンシャル」を重視する採用方法です。ポテンシャル採用はこれまでも新卒採用で導入されていましたが、中途採用にもポテンシャル採用を導入する企業が増えてきました。
業務に関する知識やスキルがない未経験者でも、「ポテンシャルがありそうだな」と面接官に評価されれば採用される可能性があるということです。「やりたいことがあるけど、未経験だから諦めていた」という人も、転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。過去よりも未来にフォーカスした採用方法のため、入社後のキャリアビジョンを明確にして面接に臨みましょう。
ポテンシャルを高めて、できるビジネスパーソンになろう
ポテンシャルは、潜在能力や将来性を意味する言葉です。少しの意識や習慣づけで、ポテンシャルは高められます。ここで紹介したポテンシャルを高める方法やポテンシャルを引き出す習慣を参考に、ポテンシャルが高く期待されるビジネスパーソンを目指しましょう。
ポテンシャルを高めるための1つとして、投資という方法もあります。株式投資なら、企業のポテンシャルを見極める力や興味・関心の拡がりで自己成長につながるなど、資産を増やす以外にも、自身のポテンシャルを高めることにもつながるきっかけがたくさんあるでしょう。楽天証券では、国内株式や米国株式はもちろん、投資信託などの商品を幅広く取り扱っています。「かぶミニ®(単元未満株取引)」の開始で1株から国内株式が購入できるようになり、さらに「楽天ポイント」も使えます。
※この記事は2023年8月時点の情報をもとに作成しております。
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