春の季語一覧。使いやすい季語やその意味を例句と共にわかりやすく紹介!
楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2023年12月12日 10時0分
俳句を詠むときだけでなく、手紙をしたためるときも、その季節に適した「季語」を用いることがよくあります。日本は四季折々の美しい季語がたくさんあるので、時期に適した季語を上手に取り入れて季節感あふれる句や文章にしたいものです。 春は、寒い冬から徐々に暖かい日が増え、動植物がいきいきとしてくる時期です。とはいえ、春の初めと終わりとでは微妙に季節感が異なるため、季語もそれぞれにふさわしいものを選んで使います。 ここでは、春の季語を初春・仲春・晩春の3つに分けて一覧でご紹介するとともに、代表的な季語の例句なども併せてご紹介していきます。春を感じさせる美しい言葉たちをさっそく見ていきましょう。
春の季語を使う時期は?
俳句における「春」は、旧暦の1月・2月・3月のことで、三春といいます。現在の太陽暦で、立春(2月4日頃)から立夏(5月6日頃)の前日までの期間です。
旧暦は、新月になる日を毎月の1日とし、満月の日が15日、そして次の新月の前日までを1カ月とするものです。しかし、新月から次の新月までのサイクルは約29.5日であるため、旧暦の12カ月は約354日となり、そのままでは日付と季節がずれていきます。そのため、明治時代に太陽暦を採用する以前は、閏(うるう)月を入れるなどして数年に1回暦を調整してきました。
本来、旧暦の1月1日が新暦(太陽暦)の何月何日になるかは毎年違うのですが、季語の世界では二十四節気の立春を旧暦の1月1日と見なし、春の始まりとしています。
三春(春全体)の季語
三春であればいつでも使える季語を、時候、天文、地理、生活、行事、動物、植物の7つのジャンルごとにまとめました。
このように春全体に使える季語はたくさんの種類があります。では次章からは、初春・仲春・晩春の3つの時期、それぞれで使われる季語について詳しく見ていきましょう。
初春(2月頃)の季語
2月頃に使われる「初春」の季語は以下のとおりです。
このように、初春の季語には春の訪れを喜ぶさまざまな言葉があります。
仲春(3月頃)の季語
続いて、3月頃に使われる「仲春」の季語を見ていきましょう。
春の半ばになると、種まきや植物の芽吹き、さまざまな祭りなどが季語となっています。
晩春(4月頃)の季語
4月ごろに使われる晩春の季語も見ていきましょう。
晩春の季語には、行く春を名残惜しむ気持ちや、花々をメインとしたたくさんの植物が季語となっています。
使いやすい春の季語は?
ここまで、三春、初春、仲春、晩春のそれぞれの季語を見てきました。ここからは代表的な季語を取り上げて例句を紹介していきます。
三春の季語とその意味
三春の「朧月夜」「春昼」「花時」はわかりやすい季語でしょう。それぞれの意味と例句を紹介します。
【朧月夜(おぼろづきよ)】
【春昼(しゅんちゅう)】
【花時】
初春の季語とその意味
初春は2月の初めから3月初めまでの期間のこと。この時期の季語から、「春浅し」「紅梅」「初午」を選んで、その意味と例句を紹介します。
【春浅し】
【紅梅】
【初午(はつうま)】
仲春の季語とその意味
仲春からは、「残雪」「蕨餅」「雛祭」を例にとって意味と例句を紹介します。
【残雪】
【蕨餅】
【雛祭】
晩春の季語とその意味
晩春は春の終わりという意味です。5月初めまでの晩春の季語から「行く春」「花の雨」「雀の子」の意味と例句を紹介します。
【行く春】
【花の雨】
【雀の子】
美しい春の季語を知って俳句や手紙に生かそう
この記事でご紹介したように、ひと言で春といっても春全体(三春)に使える季語と、初春・仲春・晩春で使える季語はそれぞれ異なります。俳句を詠む際や手紙をしたためる際などは、その時期に最もふさわしい季語を使って、日本の繊細な四季を表現してみましょう。
なお、季語は「歳時記」にまとめられています。歳時記とは、四季のもの・こと、年中行事などをまとめた書物で、季節ごとに説明と例句が加えられています。季語についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひこの機会に歳時記を手に入れてみましょう。
楽天ブックスでは、さまざまな歳時記を取り扱っています。ご自身にとって読みやすく使い勝手の良いものを選んでみましょう。また、季語に合わせて身の回りのものを変えてみるのもおすすめです。春の季節物を、楽天カードで買い物してみていかがですか?
※この記事は2023年12月時点の情報をもとに作成しております。
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