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第二新卒はいつまで?給与の目安や企業に求められる能力についても解説

楽天お金の総合案内 みんなのマネ活 / 2024年4月24日 10時0分

求人の募集要項に書かれた「第二新卒」の文字を見て、「第二新卒」がいつまでを意味するのか戸惑った経験がある人もいるのではないでしょうか。ここでは、第二新卒の定義や給与の目安や企業から求められる能力などについて解説します。第二新卒として就職・転職活動をしたい人、第二新卒を採用したい人事担当の人は、ぜひ参考にしてください。

第二新卒とは

第二新卒とは

第二新卒とは、学校を卒業して新卒で入社し、数年のうちに退職して転職活動をする社会人に使われます。ただし、明確に「いつからいつまで」という定義はなく、募集企業や転職サイトによって異なります。

 

とはいえ、転職活動のときに「自分が第二新卒に当てはまるか」は重要なポイントです。以下で、新卒何年目までを第二新卒と呼ぶのか、1度転職経験がある場合でも第二新卒扱いになるのか解説します。

第二新卒は新卒何年目まで?

第二新卒は、「新卒何年目まで」といった明確な定義はありません。しかし、転職サイトを見ると「新卒3年目未満」「25歳未満」としている場合があります。年齢は最終学歴によって異なりますし、新卒入社後3年や25歳を超えていても採用する企業もあるため、ひとつの目安と捉えると良いでしょう。

1度転職経験があっても第二新卒扱いになる?

第二新卒は、「新卒何年目か」と「年齢」で判断されることが多いため、転職経験の有無は問われません。ただし、新卒3年目未満や25歳未満で1度転職経験がある人は、「入社→1~2年で転職活動→就職→1年ほどで転職活動」と短期間で複数回転職に至っているため、企業から「また1年足らずで辞めるのではないか」とネガティブに捉えられ、転職活動で不利になる可能性があります。

新卒や既卒と第二新卒の違い

新卒や既卒と第二新卒の違い

就職活動・転職活動をしていると、第二新卒以外にも「新卒」「既卒」などの表現を目にします。第二新卒と似ている用語は、以下のとおりです。

 

  • 新卒
  • 既卒
  • 中途採用

第二新卒とこれらの用語は、社会人経験の有無や働き方によって意味が異なります。それぞれの違いを解説します。

新卒との違い

新卒とは「新規卒業」の略で、学校を卒業・修了してすぐに就職予定の人を意味します。例えば、2024年3月に大学を卒業し、2024年4月に入社する人が「新卒」です。企業の募集要項に「新卒」と記載されている場合、応募時点で在学中の人が対象となります。

 

新卒は「学校を卒業してすぐに就職するか」で判断されるため、年齢制限はありません。第二新卒と比べると、社会人経験の有無に違いがあるといえます。

既卒との違い

既卒は、学校を卒業後に1度も就職していない人を指します。新卒との違いは「学校を卒業してすぐに就職したかどうか」です。在学中に企業から内定をもらわず卒業した場合、「既卒」となります。

 

第二新卒との違いは、社会人経験の有無です。卒業して1度も就職していない場合を既卒、新卒で就職して約3年目未満で転職をする場合を第二新卒と呼びます。

中途採用との違い

中途採用とは「新卒採用以外のすべての採用」を意味します。中途採用は「キャリア採用」とも呼ばれ、欠員の補充や、専門的なスキルを持つ人材の採用など、明確な理由を持って人材を募集するのが特徴です。つまり一定の社会人経験があり、即戦力となる人が求められます。

 

第二新卒も「新卒採用ではない」という意味では中途採用のひとつです。ただし、中途採用が一定のスキルを求める一方、第二新卒は社会人経験が浅く、企業が育てる前提で採用する点が大きく異なります。

第二新卒の給与の目安

第二新卒の給与の目安

第二新卒は社会人経験が少ないため、就職市場では新卒と同等に扱われることもあります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大学を卒業した男女の初任給の平均は23万7,300円です。第二新卒の給与が新卒と同水準と考えると、第二新卒の給与の目安は約24万円といえます。

 

ただし、この目安は企業規模が考慮されていないため、小規模の企業の場合は給与の目安も下がる可能性があります。

令和5年賃金構造基本統計調査 |厚生労働省

第二新卒のメリット

第二新卒のメリット

第二新卒と新卒や中途採用などには、定義に大きな違いがありました。では、新卒や中途採用と比べて、第二新卒にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

新卒と第二新卒を比べたときのメリット

新卒と比べた第二新卒のメリットは、社会人経験をアピールできる点です。第二新卒は新卒と同時期に採用活動が行われることが多く、新卒と比較されることもあります。第二新卒は社会人経験がある分、基本的なビジネスマナーや、最低限のビジネススキルを持っている点で有利です。基本的なマナーやスキルがあると、企業が教育コストを削減できると判断されるためです。

 

企業側の募集内容と前職での業務が関連している場合、業務経験をアピールするとより有利に転職活動を進められるでしょう。

中途採用と第二新卒を比べたときのメリット

中途採用と第二新卒を比べたときのメリットは、以下のとおりです。

 

  • 若さや柔軟性を評価してもらえる
  • キャリアを変更しやすい
  • 新卒入社と同様、同期ができる

中途採用で転職活動をする場合、秀でた専門スキルや即戦力が求められます。一方、第二新卒は専門スキルがなくても、若さや柔軟性を評価してもらえる傾向があります。中途採用のようにスキルやポジションを限定した採用ではないため、入社後のキャリア変更がしやすい点もメリットです。

 

また、第二新卒は中途採用と比べて一般的に同時期に採用する人数が多いと考えられ、同時期に入社した新卒は同期になるため、会社にもなじみやすいでしょう。

第二新卒の注意点

第二新卒の注意点

第二新卒にはメリットがある一方、注意するべき点もあります。第二新卒の注意点は、以下の3点です。

 

  • 「仕事が長続きしない人」と思われる
  • 「ビジネスマナーは当然身についている」と見られる
  • 前社と比較して不満が出やすい

ひとつずつ具体的に説明します。

「仕事が長続きしない人」と思われる

第二新卒は、「長続きしない人」と思われる点に注意が必要です。3年未満の短期間で前社を退職しているため、企業は「また辞めるのではないか」と不安を持ちます。第二新卒で転職活動をするときには、短期間で辞めた理由や反省点などをポジティブに伝えると良いでしょう。

「ビジネスマナーは当然身についている」と見られる

「ビジネスマナーは当然身についている」と見られることもあります。社会人経験があるため、企業は第二新卒を基本的なビジネスマナーが身についている前提で見ます。言葉遣いや立ち振る舞いからビジネスマナーがないと判断されると、「教育コストがかかりそう」と判断され、マイナスポイントになりやすいです。

 

第二新卒が転職活動に臨むときには、最低限のビジネスマナーを意識しましょう。

前社と比較して不満が出やすい

転職先の企業と前社を比較すると不満が出ることもあるでしょう。良くも悪くも前社の経験が基準となるため、第二新卒として入社後に「前の会社のほうが良かった」と思う可能性もあります。転職活動では、前社と応募する企業を比較して企業研究を行い、「なぜ入社したいのか」をしっかりと固めておくことが重要です。

 

入社後に不満を感じないようにするには、短期間で辞めた理由を整理しておくと良いでしょう。

なぜ第二新卒に需要があるのか

なぜ第二新卒に需要があるのか

昨今、第二新卒をターゲットにした採用を行う企業が増えています。なぜ第二新卒に需要があるのか、考えられる主な理由は以下の3つです。

 

  • 新卒の確保が困難である
  • 早期退職者が増加している
  • 第二新卒は教育コストが少ない

ひとつずつ詳しく解説します。

新卒の確保が困難である

第二新卒の需要が高まっている理由は、新卒の確保が困難なためです。2024年卒の大卒求人倍率は1.71倍で、2023年卒の1.58倍より増えています。従業員300人未満の企業に限定すると、求人倍率は6.19倍となっており、小規模の企業ほど人材確保が難しい状況といえます。

 

第二新卒は学校を卒業してから日が浅いため、新卒同様のフレッシュさや柔軟性を持つ人材として需要が高まっているのです。

第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒) |リクルートワークス研究所

早期退職者が増加している

早期退職者の増加も、第二新卒の需要が高まっている理由のひとつです。就職後3年以内の離職率は、高卒が37.0%、大卒が32.3%と3割を超え、ともに前年より増えています。

新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)|厚生労働省

アデコ株式会社の「新卒入社3年以内離職の理由に関する調査」によれば、退職理由は「自身の希望と業務内容のミスマッチ」「待遇や福利厚生に対する不満」「キャリア形成が望めないため」などがあるそうです。

 

早期退職者は、自身のキャリアを積み直すために退職していることがわかります。
企業は前向きな人材を確保したいため、キャリアアップを求める第二新卒の需要が高くなっていると考えられます。

新卒入社3年以内離職の理由に関する調査|アデコ株式会社

第二新卒は教育コストが少ない

第二新卒の需要が高まっている理由に、教育コストを抑えられる点も挙げられます。第二新卒は社会人経験があり、基本的なビジネスマナーや最低限のビジネススキルを持っているため、入社後のビジネスマナー研修などを省略できます。企業の理念やビジョンの意味や必要性などを理解しやすい点も第二新卒の特徴です。

 

教育コストを抑えて早期に戦力となれる人材の採用は、企業にとって大きなメリットです。

第二新卒もクレジットカードを持とう

第二新卒もクレジットカードを持とう

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※この記事は2024年3月時点の情報をもとに作成しております。

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