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『最優先すべきは子どもの安全確保』6歳児虐待死事件で検証委が市に報告書「家庭養育優先の発想が根強く残る。私たち社会全体の問題」と指摘 神戸市

MBSニュース / 2025年1月24日 18時0分

『最優先すべきは子どもの安全確保』6歳児虐待死事件で検証委が市に報告書「家庭養育優先の発想が根強く残る。私たち社会全体の問題」と指摘 神戸市

 6歳の男の子が虐待死した事件。検証委員会が神戸市に報告書を提出しました。

 2023年6月、神戸市の草むらで穂坂修ちゃん(当時6)の遺体が見つかり、母親の穂坂沙喜被告(36)ら、きょうだい4人が傷害致死や死体遺棄の罪で起訴されました。神戸市は事件の前に虐待の通報を受けるも、一時保護を見送るなどしていました。

 こうした対応を受け設置された検証委員会は1月24日、市に対し検証結果をまとめた報告書を提出しました。

 (検証委員会 永瀬裕朗委員)「家庭養育優先の発想が、国民にも行政にも根強く存在してきたことが、家庭復帰を前提としない治療的対応を阻んだ。すなわち私たち社会全体の問題がかかわっている」

 検証委員会は虐待が疑われた場合は、最優先すべきことは子どもの安全の確保などであるとしたうえで、「長期的な支援を視野に入れた家族との関係構築はそれらが確保されたあとに考慮すべき」と指摘しました。

 今回の事例について検証委員会は「優先事例の認識が結果的には逆になっていた場面があったことを再認識する必要がある」としました。

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