Nissy、SKY-HIとのコラボ曲は「生命の誕生のような感覚」“敗北”の経験を救う言葉・ロジカルなサッカー観…2人が語る作品の魅力とは<「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」モデルプレス独占>
モデルプレス / 2024年4月20日 12時0分
あと、今までのサッカー漫画とは、少し違う感覚がするのも魅力に感じます。人生に対する語り方が、“感情”よりも“理性”で表現されているシーンに目がいくことが多く感じられるくらい、比率で考えたら理性的な描写が多いのかなって。
SKY-HI:ファンタジックな設定の元にストーリーが進むけれど、その背骨が非常にロジカルである点かと思います。サッカー観に関してもそうですが、キャラの1人とってもモブがいない…それはキャラクターとしての癖が強いこともそうですが、行動にちゃんと裏付けがある、キャラクターの感情と行動が丁寧に繋げられている点がそうさせていると思います。
◆SKY-HI、Nissyとのコラボ曲制作は「相反する2つの想いを1つにする」意識
― 主題歌「Stormy」の楽曲制作において、どのようなところにこだわりましたか?特に『ブルーロック』を意識した部分、また楽曲に込めた想いを教えてください。
Nissy:今回のテーマは「凪」。言葉数が少なく、意欲的に取り組むことを好まなかった彼が、玲王に誘われて始めたサッカーでブルーロックに招待されたことがきっかけで、ボッと「エゴ」の炎がついた。その瞬間に、どんな音楽がかかるかを想像しました。生命の誕生のような感覚というか。ハッピーな誕生というより、冷たかったものが冷たく見えているのだけど、熱を帯びてふつふつと沸いてくるような感じというか。その冷たいのだけど熱いみたいな矛盾に凪自身も葛藤している感覚というか。
「エゴ」が生まれたことで加速していく圧倒的なセンスと、あの気の抜けためんどくさがる雰囲気、そしてどこか冷めている。そんな凪の雰囲気にあわせて楽曲にも緩急をつけました。歌詞はやはり凪と玲王のやり取りが必要だと思い、ブルーロックファンのSKY-HIと話し合いながら共作しました。
SKY-HI:エゴと利他、愛情と裏返しの憎しみ、キャラクターと自分、相反する2つの想いを1つにする事をとにかく心掛けました。作中で本人が話すワードを少し入れる作業もしましたが、楽曲が進むにつれて感情と行動に変化がある辺りも作品へのリスペクトとオマージュです。
― 映画の公開と楽曲を待っているファンの皆さんへメッセージをお願いします。
Nissy:皆様が愛する作品に主題歌という形で携われたこと、とても嬉しく思っております。この作品を共に盛り上げていけるよう、後押しになれたらとても嬉しいです。また、皆様と共に今後のブルーロックも楽しみにしております。
SKY-HI:『ブルーロック』、『エピソード凪』、その映画の主題歌として打ち出せる最適解であると思っています。是非映画を楽しんでいただけたら…及びその一助になれたらと思っていますのでよろしくお願いします。
(modelpress編集部)
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