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Aぇ! group佐野晶哉、影響を受けた人物と言葉「その人なくして今の僕はいない」【「明日を綴る写真館」インタビュー】

モデルプレス / 2024年6月1日 6時0分

帰り道でも、駅に向かって歩きながら「街中だとこういう場所を撮りたくなる」「こういう無機質なものを見ると撮りたくなる」とお話しして、ネットや本を読んでも出てこないようなカメラマンならではの視点を探らせていただきました。アイドルはありがたいことに写真を撮ってもらう機会が多いので、プロの方にお話が聞ける環境がたくさんあって、カメラマンという役に対してより熱が入りました。

― 新進気鋭のカメラマン役というのを最初に聞いた時はどう思いましたか?

佐野:率直に「カメラ勉強せな~!」と思いました(笑)。2年前に、映画『20歳のソウル』でご一緒した秋山監督が「佐野くんにピッタリな役がある」と連絡をくださったのですが、『20歳のソウル』でお世話になった時も、「佐野くんにしかできない役だから」と言っていただいて、当時の撮影中も「そこに存在するだけでいいから」と何も役作りせずに僕を“佐伯斗真”にしてくださいました。

その撮影現場でたくさんお話しして、作品が終わってからもご飯に連れて行っていただいたり、バラエティー番組やYouTubeも観てくださったりと、表の僕も裏の僕も全部知った状態の秋山監督が「佐野くんにピッタリな役」と言ってくださったので、今回もあまり役作りせずに現場に行かせてもらったのですが、さすがに怖くて、クランクインの前日、脚本家の中井さんに「太一ってどんな役ですか?」と聞いたら、「佐野くんそのままだよ。こういう過去を背負って、今この世界に生きている。佐野くんの過去の部分だけを変えてくれたら、あとは変に役作りとかしなくていい」と言われました。でも太一になるためには、カメラの技術や知識、カメラへの思い、そういう部分だけでも新しく取り入れなくてはと思ったので、今回の役作りは僕にとって“カメラを好きになる時間”でした。

― 冒頭のポートレートを撮りに行くシーンは、カメラの持ち方が独特だと感じたのですが、佐野さんが提案したのでしょうか?

佐野:いろいろなカメラマンの方に相談させてもらったのですが、秋山監督とずっと一緒に映画を撮られていて、今回の作品のことを一番よくわかっている撮影監督の百さん(百束)を最終的に参考にさせていただきました。太一のキャラクターを踏まえた上で、「太一ならこういう撮り方をするんじゃないか」ということを一緒に模索して、教えてもらいながら作っていきました。僕が街中を歩いて、「ここかっこいいな、撮りたいな」と思ったら撮って、また歩いて…と僕が好きなように歩いているところを百さんが追いかけてくれるというような撮影方法だったので、カメラを練習しておいて良かったと思いました。

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