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新垣結衣「自分を守る時間」人と関わる上で大事にしていること “特別な存在”の女優とは【「違国日記」インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年6月2日 6時0分

― いまおっしゃっていたように、槙生というキャラクターには完璧でないところもあると思うのですが、ご自身が共感できる部分はありましたか?

新垣:共感できる部分はとても多かったです。キャラクター紹介として、一言で「人見知り」と紹介されることが多いのですが、私も初めての人といきなり打ち解けられる器用さはなく、人と関わる時の距離感をある程度保つことを大事にしている、いわゆる人見知りの方なのかなと思います。あとは、槙生もとても1人の時間を大事にしていて。人と関わっていく中で、自分も消耗するものがあるので「自分を守る時間」としてそういう1人の時間が大事というところも似ています。私も「私たちは違う人間であるということを人と関わる上で大事にしたい」という気持ちは以前からありましたし、違う人間だから分かり合えない部分があるということも、いつからか漠然と感じていたこと。共感する部分ばかりでした。

◆新垣結衣、W主演・早瀬憩と“深い話”も

― 作品の中で槙生と少しずつ距離を縮めていく田汲朝役を演じた早瀬憩さんとは、現場でどのように関係性を築いていきましたか?

新垣:クランクインして最初に撮影したのは槙生の部屋でのシーンでした。基本的に憩ちゃんと2人で連日朝から晩まで長期間撮影していたので、割と早い段階でたくさんコミュニケーションを取ることができて、すぐに打ち解けて私たちの距離感というのができました。キャストが待機する場所では隣に椅子が並んでいるのですが、隣に並んで座って話している時もあれば、それぞれがそれぞれ別のことをしている時もある。一緒におやつを食べている時もあるし、1人が違う場所に行っている時もあるという形で、とても自由に過ごしていました。

私も憩ちゃんもマイペースな方なので、それぞれのペースを守りつつ、でも話したい時は話す。もちろん年齢差はありますが、そういうものをあまり感じさせない空気感だったと思いますし、それが映画の中にも反映されているのかなと感じています。早い段階でかなり深い話もしました。憩ちゃんがとても信頼してくれているのがとても伝わってきたので、コミュニケーションをたくさん取って良い関係が築けたと思っています。

― 深い話とはどのようなお話をされたのですか?

新垣:それは内緒です(笑)。お芝居の話や、今回この「違国日記」という作品を作るにあたってといった話ではなくて、例えば、憩ちゃんが「結衣さんが15歳の時ってどんな感じでしたか?」と聞いてくれて、今彼女が感じていることや今後思い描いていることも色々話してくれました。

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