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新垣結衣「自分を守る時間」人と関わる上で大事にしていること “特別な存在”の女優とは【「違国日記」インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年6月2日 6時0分

◆新垣結衣、現場でのコミュニケーションで心がけていること

― この物語では「価値観が異なる他者をリスペクトする」ということが大きなテーマになっていると思うのですが、ご自身が他者とコミュニケーションを取る上で1番大切にしていることがあれば教えてください。

新垣:私もコミュニケーションが上手ではなくて「失礼なことをしてしまわないかな」「私と話していて楽しんでもらえないんじゃないかな」と割と考えてしまうタイプなので、何か心がけることでコミュニケーションが上手になる方法があれば教えてほしいくらいです(笑)。

でも例えば現場にいる時は、私自身が新しい環境や新しい作品に携わって初めて会う方もたくさんいる中で、不安や緊張を感じてしまう臆病なタイプなので、その自分をリラックスさせるために、楽しみたいという思いで「ちょっとふざけること」を心がけています。そうやって私が肩の力を抜いた姿勢でいることによって、周りにいるスタッフさんやキャストの皆さんが安心してくれていると感じるんです。私が楽しんでいると、皆さんが楽しんでくれるし、私がふざけることでコミュニケーションのきっかけになったりするので、なるべく自分の肩の力を抜こうと意識しています。

1対1でのコミュニケーションでは「不快になってほしくないな」と思っています。「せっかく出会えたのだからその時間をいいものにしたい、楽しんでほしい」と思っていますが、楽しませる自信がいつも必ずあるかと言われるとそうではないので、少しドキドキしてしまいます。

◆新垣結衣、“特別”な存在の女優

― 今回の現場では、夏帆さんや瀬戸さん、染谷さんなど共演者の方とも肩の力を抜いてコミュニケーションを取ることができましたか?

新垣:今回の共演者の方は、以前共演させてもらった方たちばかりで、夏帆ちゃんはご一緒したのが10代の時なんです。こういうお芝居の作品ではなく、1日だけではありましたが、10代の時に一緒に過ごした人は特別で。今回の共演までどこかですれ違うことはあっても、作品でがっつり一緒になることはなかったのですが、彼女が作品に出ていたり、メディアに出ていたりすると「あ、夏帆ちゃんだ!」とずっと前から知っている人という感覚がありました。

今回、槙生にとって大事な存在である醍醐奈々を夏帆ちゃんに演じていただけることになりとても安心しました。槙生と醍醐のシーンが少ない中で、2人の関係性をどのように見せられるか考えていましたが、醍醐役が夏帆ちゃんに決まって大丈夫だと思えたんです。先日、夏帆ちゃんと一緒に取材を受けている時に彼女も同じように言ってくれていて、とても嬉しかったです。醍醐というキャラクターは明るい陽の空気を持っている人で、槙生と朝の距離を縮めてくれる大きなきっかけにもなる人。夏帆ちゃん自身も陽の空気を持って現場に来てくれて、常に笑って、常に喋って、嵐のように現場の空気を動かしてくれました。

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