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【HiHi Jets猪狩蒼弥「先生の白い嘘」インタビュー】「中途半端な気持ちで観て欲しいとは思わない」切実な胸の内 不条理な現実の乗り越え方とは

モデルプレス / 2024年7月13日 7時0分

― 猪狩さんの事務所の同じ世代の方々とは毛色の異なる作品でもあると思います。自分が作品において求められている部分についてはどう捉えていましたか?

猪狩:僕の中では同じグループ(HiHi Jets)メンバーの作間が映像作品で演じているような役柄も今回の僕の役柄と近い感覚なんです。そういったこともあって、役柄自体というよりは映画のオファーそのものに驚いたことを覚えています。いわゆる王道ではないテーマの作品が初めての映画というのは特別感がありましたし、一歩踏み出している感覚があってすごく嬉しかったです。

◆猪狩蒼弥、ビジュアル・話し方まで細やかなこだわり「演じようとするのではだめ」

― 新妻を演じるうえでのアプローチはどう進めていきましたか?

猪狩:まずいろいろな方と話しつつ、とにかくすがるように、追いつかなきゃ、という気持ちでした。見た目については、前髪は切らない、毛量の調節も一切せずにツーブロックを伸ばして、髭もまばらに生えているようにして、撮影とライブ期間が被っていたんですが、そういった部分の意識から変えていかなくてはいけないと感じていました。新妻くんは多分僕ほどは髪を染めないですし、ツーブロックを4ミリに揃えて…などは絶対にやらないんです(笑)。

見た目以外の面ではゆっくりと話すことを意識していました。普段ラップをやっていることもあって話し方や動きも強い印象を与えることが多いので、全体的に穏やかにしなくてはならなくて、声のトーンを落として話すことを心がけたんです。やはり演じようとするのではだめで「新妻にならなくてはいけない」こう思うことでようやく新妻に近づけるような気がしました。

― 実際の高校時代の猪狩さんとはギャップがありますか?

猪狩:あります。僕自身勉強よりも友人と遊ぶことが多かったので、そういった面では本当に真逆でした。勉強は好きだったんですけど、真面目じゃなかったですし、はしゃいじゃうタイプだったので、新妻は少し特殊ですが、僕は違うタイプだったかなと思います。

◆猪狩蒼弥、奈緒から助けられた撮影現場「女神のようにお優しい方」

― 共演する奈緒さんの印象はいかがでしたか?

猪狩:女神のような方でした。不安やプレッシャーでいっぱいだった僕にとって、一俳優として扱ってくださる現場は怖いものでもあったんです。富山県でのロケだったので家に帰れませんでしたし、メンバーや家族とも会わないし…そのうえコロナ禍で共演者の方とご飯にも行けないことなど過酷だったので、慣れない映画撮影のピリピリ感というのも少し感じていた中で、奈緒さんは女神のようにお優しい方でした。他愛もないほんわかとした会話が多かったですが、そういったことがすごく安心できたのでメイクルームにこもりっぱなしでした(笑)。ですが、奈緒さんは一歩メイクルームを出ると“先生”になるんです。例えば、撮影の転換で少し時間ができた際にメイクルームで話の続きをしてみても、本当に先生と喋っているような気持ちになるんです。やっぱり改めてすごいと思いました。

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