1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

【HiHi Jets猪狩蒼弥「先生の白い嘘」インタビュー】「中途半端な気持ちで観て欲しいとは思わない」切実な胸の内 不条理な現実の乗り越え方とは

モデルプレス / 2024年7月13日 7時0分

― 新妻はトラウマを抱えながら生きていくという役どころですが、猪狩さんは厳しい現実に直面して乗り越えたエピソードはありますか?

猪狩:いっぱいあります。基本的に自分に原因があるものはその理由がわかれば簡単に直せるはずなんです。でも自分以外に原因があって「俺どうすりゃいいの」と思ってしまうようなときは、物の捉え方を変えることが大事だと思っています。先ほどの話と同じように、悪いと思う面も頑張ればいい方向に変わるかもしれないので、その状況を受け入れてうまく活用するにはどうしたらいいか考えるようにします。絶対にどんなこともプラスになるんです。

◆「猪狩蒼弥がチラつく役者になりたい」目指すスターの定義

― こうした映画でのお仕事を経てやりがいは感じましたか?

猪狩:グループで活動していくうえでバラエティーにウェイトを置いた方がいいのかな、と思っていたなかで今回のように大きな映像の仕事をいただいて、僕が出せる限りは尽くしたんですが、撮影が終わった頃にはまだみなさんの期待に応えられたのかどうかは掴めていなかったんです。ですが、撮影から2年後に初めて試写を観たときに2年前の自分が一生懸命取り組んだ一つのことを初めて形として受け取ることができてすごく喜びを感じました。いろいろな人の思いが乗って世に出されるストーリーの片隅に自分が存在していることがすごく嬉しかったんです。お芝居の楽しさを感じることができました。同時に、楽しむからにはそれを成功させる責任もつきものなので、これからしっかりいろいろな方に届けられるように頑張りたいです。

役者としては未熟も未熟で、場数をまったく踏んでいないですし、ワークショップなどに行くこともありますが、本業の役者さんとは厚みがまったく違います。これから同世代の役者さんとの間でそれを埋めようと思ったら音楽を辞めるぐらいの覚悟がないと追いつけないとは思うんですが、一つ目指すとしたら、なにを演じても“猪狩蒼弥”がチラつく役者になりたいんです。僕らは演技仕事、バラエティー、音楽、なににおいてもプロの役者さん、プロの芸人さん、プロのアーティストさんには絶対叶わないなかで、僕にとってのスターの定義=その人がチラつくことなんです。それは褒め言葉として紙一重でもあると思うんですが、僕にはこれ以上にない賛美だと思います。チャップリンやミッキーマウスなど、本人ありきで役があることが「スター」で、僕の描いているものには近いんです。役者一本でやれないからこそ、役者の方とは違う角度で映像に携われる存在を目指していきたいと思っています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください