2025年大河「べらぼう」新キャスト発表 生田斗真・“大河初出演”奥智哉ら豪華俳優陣が田沼時代生きる江戸城の人々に

横浜流星（C）モデルプレス （提供写真）

【モデルプレス＝2024/07/15】横浜流星が主演を務める2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」の新キャストが発表された。

◆横浜流星主演「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」

本作は“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎（横浜）が主人公。笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマを描く。今回、“田沼時代”を生きる江戸城の人々の新キャストが解禁された。

◆生田斗真・中村隼人・高梨臨ら「べらぼう」出演決定

中村隼人演じる長谷川平蔵（はせがわ・へいぞう）は時代劇のヒーローでのちの“鬼平”。青年時代は風来坊で「本所の銕」と呼ばれ、遊里で放蕩の限りを尽くしたという逸話も持つ。のちに老中・松平定信に登用され「火付盗賊改役」を務め、凶悪盗賊団の取り締まりに尽力する。その人柄も相まって庶民から「今大岡」「本所の平蔵様」と呼ばれて絶大な人気を誇った。

“天下の楽に先んじて楽しむ”11代将軍・家斉の父、一橋治済（ひとつばし・はるさだ）を演じるのは生田斗真。8代将軍・吉宗の後継者対策に端を発して作られた「御三卿」のひとつ一橋徳川家の当主。吉宗の孫にあたり、10代将軍・家治とはいとこにあたる。

次々と将軍後継者が早世する中、最後に残った治済の息子・家斉が11代将軍となり、治済は「将軍の父」としてすべての富と権力を得るようになる。

眞島秀和演じる徳川家治（とくがわ・いえはる）は、田沼意次との深い絆を持つ10代将軍。9代将軍・家重が、言語不明瞭で体が弱かったため、8代将軍・吉宗の英才教育を幼い頃から受けてきた。

家重の遺言に従い田沼を側用人に重用し、松平武元らとともに政治に励んだ。将棋を趣味として、その腕前は高く、将棋を通じて田沼との絆を深めたといわれる。

10代将軍・家治の側室で幻の11代将軍の母・知保の方を演じるのは高梨臨。家治は正室・五十宮との間に永らく子ができなかったが、側室を持つことを拒み続けていた。しかし田沼の強い後押しで家治の側室となった、知保の方は家基を出産。長子出産の功労から「老女上座」の格式を賜った。

◆奥智哉＆映美くらら、大河ドラマ初出演

大河ドラマ初出演となる奥智哉は、文武両道で幻の11代将軍・徳川家基（とくがわ・いえもと）を演じる。幼い頃より聡明で成長するにつれて政治に関心を持ち、田沼の政策を批判。11代将軍として将来を期待されるが、鷹狩に出かけた折に体調不良を訴え、謎の死を遂げる。徳川宗家の歴史の中で「家」の通字を授けられながらも唯一将軍位に就けなかった。