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「ブラックペアン シーズン2」伊與田Pが語る二宮和也への厚い信頼 別人役は「二宮さんじゃなかったら踏み出せなかったかもしれない」【インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年8月16日 15時0分

また二宮といえば、現場で台本を覚えるようなことは一切なくほぼアドリブで演じているという逸話も。これについて伊與田Pは「“かましてやろう!”っていうアドリブではなく、自然に出てくるアドリブはあったりします。現場的にもアドリブNGであったり、逆に必ずアドリブをしようという雰囲気ではなく、自然に出てくるアドリブをそのままお芝居として楽しんでいます」という。

◆キム・ムジュンは“弟的存在” 二宮和也ら現場裏話

そして、本作の多くのキャストがシーズン1より続投となるため、顔馴染みのあるキャストも多くアットホームな現場に。伊與田Pは「久々に会ったという感じではなく、ずっと一緒にこの東城大にいたんじゃないかと思わせられるようなチーム感でした。内野(聖陽)さんと二宮さんはドラマ以外で会っていないため、シーズン1ぶりに久々に会ったそうで『あれ以来ですね』と言いながらも、役としてはもちろん、役者の先輩後輩としての関係性も続いている感じが微笑ましかったです。私も居心地が良い空気の中で楽しくやらせていただいています」とコメント。

また本作より新キャストとして加わった韓国俳優のキム・ムジュンについて「ムジュンくんが人懐っこくて、二宮さんたちもまるで本当に弟ができたような感じで、一緒に楽しそうにお話しているのは、見ていて微笑ましいです。特にムジュンくんは、日本語をしっかり勉強してきていて、オーディションの時にも既に勉強されていましたが、さらに日本のことを学ぼうとしています。たまにお仕事で韓国に戻ってから日本に帰ってくると、皆にお土産を買ってきてくださります」とムジュンの努力と温かい人柄が伝わるエピソードを明かした。

◆二宮和也・竹内涼真・葵わかならの進化

最後に、シーズン1から6年という長い期間が空いたが、伊與田Pはこの長い期間を逆手に取り魅力を力説した。「すぐにパート2ができていたら、同じようなことが繰り返されている印象になっていたかもしれません。6年経っているからこそ、それぞれのキャラクターが感じることが少し違っていて、世良(竹内涼真)は自分で手術ができるようになったらからこそ、美和(葵わかな)も自分がちゃんと器械出しなどをできるようになったからこそ分かることがあって。佐伯先生(内野聖陽)は院長になって、全体を見据えなきゃいけない立場になったからこそ分かることなど、グレードが変わることで見方が変わっていくので、そういった部分も楽しんでいただけるようになったところが良かったと思います。医療ものなので、命の大切さという点は両作における普遍的なテーマではありますが、1個フェーズが違うというか、違った角度の見方ができるように、味付けが少し変わっているところは見どころの1つだと思います」。

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