1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「虎に翼」のどか役・尾碕真花、伊藤沙莉&岡田将生へ悩み相談 2人の“解決法の対比”が寅子&航一と重なる【インタビュー前編】

モデルプレス / 2024年8月30日 8時15分

尾碕:まだドキドキしてます(笑)。今も撮影は続いているんですけど、笑ったり泣けたりするシーンもあるので、星家がこの後どうやって動いていくのか注目していただきたいです。でもやっぱり「大丈夫かな」みたいな不安な気持ちもあります(笑)。毎日のようにトレンド入りしていて、皆さんが本当に楽しんで観ている人気の作品だということもひしひしと感じているので、私が壊してしまわないか少し不安はあるんですけど、楽しんで頑張って演じているので、視聴者の方に『星のどか』が馴染めば嬉しいなと思っています。

◆尾碕真花が考えるのどかの人物像

― 尾碕さんはのどかをどのような人物だと捉えていますか?

尾碕:芯も強いしのどか自身考えていることもたくさんあって、色々な我慢をしてきたと思います。すごくいい家庭に生まれて順風満帆に育っているんですけど、やっぱりお父さんや家族との溝が上手く埋められていないままだなと。あと、私自身は割と感情を表に出すタイプなんですが、のどかはそこがちょっと違う。多分考えていることはあるし、自分の中での正解も見つけてはいるんでしょうけど、人に伝えるときに自分の意見ではなく周りがどう思うか、どういう意見を言った方がその場がスムーズに進んでいくか、みたいなことを熟考して言葉を発するタイプなのかなと思っています。

― 朋一が先に寅子と打ち解け、のどか対ほかの家族のような構図になってしまう展開となります。演じていても辛い場面だったのではないかと思いますが、役作りではどのようなことを意識されましたか?

尾碕:私が普段怒るときや心情をわっと発するときとはまたちょっと違うというか。言いたかったわけじゃないけど本音が出ちゃった、泣いちゃった、自分でもちょっと訳がわからなくなっている、というのを見せたかったんです。やっぱり初めて感情を出す人って、感情を出し慣れている私とは違うんだろうなと思って、そこはすごく意識しました。それからのどかは「作り笑顔」「愛想笑い」「冷めた目」「淡々と」みたいなト書きがすごく多くて、それをしっかり表現できるようにしました。すごく笑いの多い現場なので、笑わないように必死に我慢したり、「冷めた目」って書いてあるのに現場が面白くて冷めた目にならなくて頑張ってのどかを遂行したりすることもありました(笑)。

またのどかは思ってもないことを発するので、その塩梅もすごく難しくて。視聴者の方に「本当はこんなこと思ってないんだろうな」って思わせる方がいいのか、「本当にそう思ってるな」と思わせられる方がいいのか。監督から「その両方が欲しい」と言われて「じゃあそのパーセンテージはどうすればいいですか?」と細かく確認することもありました。監督と相談させていただきながら、少しずつ塩梅を変えて演じるのは難しかったですし、自分の中で試行錯誤したところかなと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください