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橋本環奈、ギャルメイク姿見た家族の反応明かす「リアルだと思いました」地元・福岡での撮影エピソードも【「おむすび」インタビュー】

モデルプレス / 2024年9月28日 7時0分

◆橋本環奈、阪神・淡路大震災描く難しさ語る

― 阪神・淡路大震災も描かれますが、どういったイメージを持って撮影していますか?

橋本:正直、震災に関して私は産まれる前ということもあって、スタッフの皆さんとたくさんお話をしたり、ロケ地の写真や当時の資料を見せていただいたり、実際にスタッフの皆さんが現地に行って取材をされたお話をうかがったりもしました。結は震災のときは6歳なので、6歳の女の子がどれくらい覚えているのかというのもすごく難しいです。実際に当時6歳だった方にお話をうかがうと「友達と避難所で集まれて生活を共にすることが新鮮で、最初は楽しいと思ってしまった」と聞いて、個人個人によって違いはあると思いますが6歳の女の子が震災というものをしっかり考えているかというとそうではないケースもあるんだなと感じたり。ただだからこそ軽んじることは絶対にいけないことなので、監督やスタッフの皆さんともお話をしました。セリフの中でも「うちは覚えてないんだよね」というくだりもありますが、そのときの惨状や実家が崩れてしまったときの風景は、映像や写真としてしか残っていない部分があると思うので、そこが難しいなと思いました。

私自身、東日本大震災のときも福岡に住んでいて、大きい震災に遭った経験がなく、実際の惨状を目の当たりにしたことがないのですが、実際に経験した方々が観て辛いフラッシュバックにならないようにしたいと思いつつも、嘘を描きたくない気持ちがあるので、その葛藤を感じながら、本当に丁寧に演じました。資料を見ていると想像を絶するような映像もありますし、避難所も空調機能ももちろんなく、エコノミー症候群や体が痛くなったみたいなことも聞いて、寄り添うのは大事ですが、哀れんでほしいということでもないと思いますし、すごく言葉が難しいですが、前を向いて生きていかなければいけないということが、今回の朝ドラの作品の中でもセリフ一つひとつにすごく重くのしかかるような感じがしています。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆橋本環奈(はしもと・かんな)プロフィール

1999年生まれ。2011年、是枝裕和監督・脚本映画「奇跡」で映画デビュー。数多くの各種大手企業のCMに出演する他、TV・バラエティ番組などで幅広く活躍中。2016年3月公開の角川映画40周年記念作品「セーラー服と機関銃 -卒業-」では初主演を務め、同作にて第40回日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞。映画主題歌でもある「セーラー服と機関銃」でソロデビュー。2024年ロンドン・コロシアムでの公演が決定し話題の舞台「千と千尋の神隠し」では、2022年東京・帝国劇場初演から主演の千尋役を務める。2023年4月TBS系火曜ドラマ「王様に捧ぐ薬指」(主演)に続き、映画「キングダム 運命の炎」「春に散る」「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う」「禁じれらた遊び」が公開。2023年12月「NHK紅白歌合戦」では、2年連続で司会を務める。

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