鳴海唯、“元ギャルシングルマザー”役へのこだわり 意識した部分とは【「あのクズ」インタビュー前編】
モデルプレス / 2024年11月5日 6時0分
鳴海:私はへこたれそうになったら、昔お芝居を一緒にした先輩の俳優さんとか、プロデューサーさんからもらったメッセージを読み起こします。書いてもらったものやメッセージでくださったものをスクリーンショットに残していて、自分に自信がなくなった時に温かい言葉をかけてくださった方々のメッセージを見返して「大丈夫、大丈夫、こういう風に声をかけてくださる方が自分の周りにはいるから、不安にならずに自信持ってやろう」と、自分を奮い立たせています。
― 本作は、思いがけない経験からほこ美がボクシングに夢中になる物語ですが、鳴海さん自身が思ってもいない力を発揮して、何かを成し遂げた経験はありますか?
鳴海:小学校の時にマラソン大会に命をかけていて、毎年10位以内に入っていたんです。でもなかなか3位以内に入れなくて、ある時お金持ちの友達に「3位以内に入らないでね、私が入ったら私犬飼ってもらうから」って言われて。そこで火がついて逆に「絶対入ってやる」と(笑)。そこから無我夢中に毎朝ランニングをして、走って走って走りまくって、それでも1位の子には早すぎて勝てなかったんですけど、初めて2位になりました。その子は結構後ろの方になっちゃって、お母さんに怒られていました(笑)。毎日毎日家の近くで走って、ランニングして1つの目標に向かって無我夢中にやったことがその時初めてで、その経験ってすごく中学生とか高校生になった自分に自信を与えてくれる経験だったので、すごく思い入れ深いですね。
― インタビュー後編では、共演者とのエピソードや、本作の見どころについて聞いている。
(modelpress編集部)
◆鳴海唯(なるみ・ゆい)プロフィール
1998年生まれ、兵庫県西宮市出身。趣味・特技は運動全般。好きなものは洋服、水族館、駄菓子、お笑い。2019年、NHK連続テレビ小説「なつぞら」でドラマデビューし、2023年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」に出演。近年の主な出演作は、ドラマ「すべて忘れてしまうから」(テレビ東京/2023)、「Eye Love You」 (TBS/2023)、「君が獣になる前に」(テレビ東京/2024)、 映画「熱のあとに」(2024)、「赤羽骨子のボディガード」(2024)など。
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