1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

「わたかわ」「かわだめ」…バズるダンス生み出し続ける元アイドル振付師・槙田紗子「簡単すぎちゃダメ」分析重ねたどり着いた手法 月10本以上依頼受ける売れっ子ぶり【インタビュー】

モデルプレス / 2024年11月11日 7時0分

― 分析されているんですね…!

槙田:性格診断で論理学者型だったんです(笑)。自分がトレンドを追っているよりも、分析しながら「なるほど」と見ているので、動きの割合も考えながら、これを越えたら難しい、とか、ここを削ったら簡単すぎる…とかそういった部分も常に考えています。

― 簡単すぎるとダメなんですか?

槙田:人が踊りたくなるもの、として考えたときに簡単すぎちゃダメだと思っています。簡単すぎるものや、特徴がないものはチャレンジ意欲が掻き立てられませんし、「TikTokでバズらせたい」=「踊りたい」と思わせなきゃいけないということでもあるんです。

人が踊りたくなる動き=斬新な動きで、見たことないような動きを「やってみたい!」と思うはずですが、この世の中に存在しない動きを全部やっちゃうと、人は拒否反応を起こすんですよ(笑)。斬新なものを慣れ親しんだ動きとどう混ぜるかが大事で、印象的なところを1つ作ることが大事だと思います。

◆槙田紗子「かわだめ」でのこだわり イチオシの振り付けは

― 例えば「かわいいだけじゃだめですか?」で言うとそれはどこの部分になるのでしょうか?

槙田:みなさんは「キュン4させちゃう!」で銃を構えるようなところがポイントだと思うかもしれませんが、私としては「多分本気出してた」で腕を回すところがイチオシです。「本気出してた」という歌詞に対して、可愛い振り付けだと拳を突き出したりガッツポーズをしたりといったパターンが多いかも知れませんが、そこを外すことによって、それまでの可愛いが外れて「めっちゃ本気やん!」と思わせる…男女問わずやってみたいポイントになっているんじゃないでしょうか。自分で言っているだけではありますが(笑)。

◆槙田紗子が驚いた作品はMAMAMOOファサ&日向坂46

― 最近槙田さんが驚いた振り付けの楽曲はありますか?

槙田:いっぱいありますね…。K-POPだったらMAMAMOOのファサの新曲「NA」でお尻を自分で上げるような振り付け。一歩間違えたらかっこよく見えないような振り付けですが、これを踊りにする勇気がすごいな…と(笑)。初めて見たときは驚きましたし、やっぱりこれぐらいやらないと人の記憶には残らないんだと思いました。

日本の楽曲で言うと、振り付けというよりも演出に驚いたんですが、日向坂46さんの「絶対的第六感」。白T×デニムで踊っていたのが新鮮で、そうしたスタイリングは穴場だと思うので「やられた!」と勝手に思っちゃいました。女優さんで白T×デニムのスタイルを見せるような方は多いですが、アイドルのMVでのスタイリングなんてやり尽くされているなかで、誰もやってなかったことに気づかなかった…と衝撃でしたし、新しさを感じたんです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください