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【「光る君へ」道長役・柄本佑インタビュー】出家シーンで実際に剃髪「一気にグッと来ました」 最高権力者の孤独を演じて思うこと

モデルプレス / 2024年11月24日 20時45分

柄本:詠み方としてはそんなに指導を受けていないです。過去にミュージカルで歌わせてもらったこともありますが、「もっと良く歌いたいな」とかそういう雑念がとにかく邪魔をするので難しいですよね。本当は詩の意味だけをポンとそこに置きたいので、芸能考証の先生の歌い方を真似る方向性でやっていました。

◆柄本佑、出家シーンは実際に剃髪し撮影

― 第45回でまひろから賢子(南沙良)が道長の子だという事実を告げられますが、道長は気付いていたと思いますか?

柄本:演出からは「とにかく気付かないで」と言われていたので、道長は言われるまで気付いてないです。告げられた後も、大宰府に旅立つというまひろにすぐに「行かないでくれ」と言うので、本当に道長の頭の中はまひろ中心なんですよね(笑)。

― 道長自身の出家も、まひろが旅立ったショックが大きかったからなんでしょうか?

柄本:まひろから言われた後に出家しているので、そうとしか思えないですよね(笑)。周りの人がどんどんいなくなったショックや政治的な理由ももちろんあるのでしょうが、倫子に出家の理由を聞かれても「休みたい」と言っているんです。そのセリフが大石先生の脚本のすごいところで、そういう地に足がついたシンプルな生き方が素敵ですよね。この作品で立派ではない道長さんを作っていただいて僕も助けられたし、視聴者がちゃんと分かる言葉で書かれていることがとても良いなと思って演じていました。

出家のシーンはとても不思議で変な空間でした。剃られ始めてしばらくは髪の毛が視界に入ってこないので何も感じなかったんですけど、(切った)髪の毛が降ってきて手の甲にあたってから一気にグッと来ました。作品の中で実際に剃れたことが良かったと思います。

― 髪の毛を剃髪するにあたっての想いや、剃髪してみての感想は?

柄本:ちょうど剃りたての日が、気温がグッと下がった日でそこから寒くなり始めて、4日目くらいに若干風邪気味になりました(笑)。リハーサルの前日で良かったなと思ってそこから身体を温め直して生活しています。今は究極に快適です。できたらこのままが良い。(寂しさはないかと聞かれ)ないです!髪の長い女性の気持ちが分かりました。僕の妻も長めのとき、ドライヤーの途中に半乾き状態でテレビを観たりしていて「全部乾かしちゃえば良いのに」と思っていたけど、腕が疲れるんですね。今の方が全然良いです。

◆柄本佑、藤原道長は倫子&明子「どちらにも向き合っていない」

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