江口洋介、蒔田彩珠との再タッグで感慨 監督は2人の“隠しごと“告白【誰かがこの町で】
モデルプレス / 2024年12月6日 14時24分
【モデルプレス=2024/12/06】俳優の江口洋介が主演を務めるWOWOW「連続ドラマW 誰かがこの町で」(12月8日スタート/毎週日曜午後10時・全4話)の完成報告会が12月5日「WOWOW Lab」で行われ、主演の江口と共演の蒔田彩珠、監督の佐藤祐市氏が出席した。
◆江口洋介、役作りのこだわり明かす
この⽇の様⼦は「WOWOW」LINE公式アカウントでも⽣配信された。そろって笑顔でカメラに⼿を振る3⼈であったが、江⼝は「⽣配信は初めてなので、距離感が分かりかねるところもありますね(笑)」と早速、茶⽬っ気あるコメントで周りを和ませる。
まずはご挨拶を、ということで「話⾃体はシリアスですが、今⽇は楽しくお話できたらいいなと思っています」と江⼝。続けて蒔⽥が「WOWOWドラマに本格的に参加するのは初めてで、そうそうたるキャストの皆さんと⼀緒にお芝居するのは緊張しましたが楽しく演じられました」とコメント。そして、WOWOWドラマでメガホンを取るのは4年ぶりとなる佐藤監督が「WOWOWでは硬質なドラマをやらせてもらえるので、もっとやりたいと思っていました。今回、4年ぶりに実現してうれしいです」と、本作への想いを語った。
江⼝演じる真崎雄⼀は、裏⾦作りに加担させられ苦悩していた最中に娘を⾃殺で亡くしたことで、⼤きな傷と後悔を抱えているというキャラクター。役作りについて尋ねられた江⼝は「つらい過去を負った重い役。スタートがそこだったので⾃分のエネルギーをそぎ落として、向き合いました」と撮影を振り返り、⾃ら「⾜を引きずってみてもいいですか」と真崎の歩き⽅を提案したことも明かしていた。
そして、蒔⽥も幼いころに家族が失踪し、孤独に⽣きてきた少⼥・望⽉⿇希役について「頼れる⼤⼈がいないなかで『⾃分の本当の家族を知りたい』という純粋な気持ちだけで真崎さんのもとを訪れる⼦なので、真崎との距離感はお2⼈にご相談しつつ演じていきました」と語った。
◆佐藤祐市監督、注目は“江口洋介の表情”
今作は、“同調圧⼒”と“忖度”がテーマの社会派ミステリー。「同調圧⼒が間違った⽅向になったらどうなるだろうという作品。SNSなど今我々の周りに怒っていることにもつながっているのかなと」と、問題提起も含まれている作品だと語る佐藤監督であったが、特に注⽬してほしいポイントとして「江⼝さんの娘を亡くした⽗親としての表情。僕らの世代としてはやっぱり“あんちゃん”のイメージでエネルギッシュな印象がありますが、あえて悲哀を感じさせている。また違う江⼝さんが観られるはずです」と、江⼝が真崎として⾒せる表情が何よりも⾒どころだと強調した。
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