SUPER EIGHT、公演時間4時間越えの“成人式”で涙 京セラドームで熱狂の「超DOME TOUR 二十祭」完走
モデルプレス / 2025年1月14日 13時0分
一転、「Water Drop」では、初の5大ドームツアー『EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいません』の演出を13年ぶりによみがえらせた。花道にかかった噴水のアーチをくぐり抜けながら、歌い踊るメンバーたち。懐かしくも美しい、幻想的な世界に観客もグッと引き込まれた。
静まり返った会場にピアノの音色が響く。現れたのはスポットライトに照らされ、グランドピアノで繊細なメロディーを紡ぐ村上。やがて「大阪ロマネスク」のフレーズへとつながり、メンバーがピアノの周りに集まってくる。SUPER EIGHTとEIGHTERの大切なラブソングが、しっとりとドームに響き渡った。
さらに、あふれ出しそうな涙をこらえるように「ツブサニコイ」を感情たっぷりに歌ったあとは、10周年に「10年後またここで会おうよ」と歌った「象」を、まさに“10年後”のこのタイミングで熱く届けた。「LIFE 〜目の前の向こうへ〜」の全身全霊の演奏は、会場中のEIGHTERの心を震わせた。
◆SUPER EIGHT、涙で語った思い
興奮冷めやらぬドームに、やさしいまなざしを向けるメンバーたち。1人ひとりが真っ直ぐな言葉で、EIGHTERに思いを届けた。
村上は「根拠のない自信だけがずっと自分を支えてて…それが、今日確信に変わりました。これから20年って想像もつかないし、待ち受けてのは難しいことの方が多いんでしょうけど、それでも過去の20年、乗り越えられないことがなかったのがSUPER EIGHTですから。今までは(ファンに)連れてきてくれてありがとうって言ってきましたけど、これからは安心して引っ張っていける5人でいたいと思います」と涙しながら語った。
安田は「(ファンが)立ち止まりそうになったとき、支えてあげられるのが僕たちでありたいなって思うんです。これまで支えてもらってきたし、連れてきてもらったから、あなたたちの背中をさすりたいし、松葉杖になりたい。骨折してないときも、松葉杖使ってください(笑)」と温かい中にも笑いを届ける。
そして「ここ数年、試練かなって思うくらい辛いことが続いて。でも、くじけてしまうと一歩を踏み出せないような気がして。それが…1人で飲んでるとき、ポロっと泣けたんですよね。“俺、辛かったんや”って。それでも走らなと思ってやってきたけど、このライブで清算されたような気がします」と大倉。「4万5千人って言葉にすると1つの画に聞こえるけど、4万5千通りの人生があると思ってます。その中に俺らを参加させてくれて、自分のことだけでも大変なのに俺らの活動を1コ1コ応援してくれて。その1人ひとりの声が、ここまで連れてきてくれた気がします」と続けた。
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