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坂東龍汰、過去の死別経験と向き合った日々「運命的なものを感じた」飛躍の2024年に実感した“夢を叶える秘訣”【「君の忘れ方」インタビュー】

モデルプレス / 2025年1月17日 19時0分

1つの役柄でイメージが強く固定されることへの不安はないのか、と思わず聞くと、回答からは役を生きる俳優としての一貫した姿勢が伝わってきた。

「その店員さんは結局僕が誰かはおそらくわかっていらっしゃらなかったと思うんですけど、僕自身はそれが一番嬉しくて、僕が誰とかは全然気にしないでくれていいんです。坂東龍汰としてよりはそのキャラクターを愛してもらえている方が嬉しい。僕が前に出ることは必要ないし、じゃないと多分その役を愛してもらうことは難しいんじゃないかなと改めて今回思いました」

“みっくん”とはまた真逆の役柄をやりたい、という野望はないか問うと、「サイコパスとかもやってみたいですよね」とニヤリ。ドコメディの役柄を観てみたいと記者がリクエストすると「ドコメディもやってみたいです。でもこの作品にもクスッと笑えるシーンがなかったですか?」と、シリアスなテーマを描いている作品でもふとした日常の明るい部分を意識する大切さを語る。

「やっぱり作品を重たくしすぎないというのも今回の僕らの大きなテーマでもあって、もちろん扱っている題材は重い部分もあるしちゃんと背負っているんですけど、その中でも人はやっぱり生きていかなきゃいけないし、面白いことでクスッと笑ってしまうときもあるし、ワクワクする時間もあるというのはちゃんと描いていきたいなと思っていました。それがなかったら、ただただ辛い映画になっちゃうので、そこは僕も意識して演じましたし、『君の忘れ方』もそうだし、『ライオンの隠れ家』に関してもちょっとクスッと笑えるシーンがあった方が、より愛されるキャラクターにもなるし、観た人の心が明るく軽くなる瞬間があったら良いなと思っています」

◆坂東龍汰の夢を叶える秘訣

最後にそんな坂東に、夢を追う読者に送る“夢を叶える秘訣”を聞くと、自身の経験から気持ちが込められた力強いエールを送ってくれた。

「ここ数年ありがたいことに忙しすぎて、逃げ出したいみたいに思うことも正直ありました。誰かに手伝ってもらうこともあるけど、そうじゃない時間の方がやっぱり多くて、自分と向き合うことも多く、大変で孤独な仕事だと思うんです。その期間がすごく長く続いたとしても、例えば『ライオンの隠れ家』だったら色んな人から『観てるよ』とか『救われた』とか『1週間の楽しみです』と言ってもらえる日がいつかは来ると信じていれば頑張れるし、追い続けられるかなと最近思いました。下手したら10年・20年に1回かもしれないけど、心の底から嬉しい楽しい瞬間に出会うために、日々簡単な方や楽な方に逃げずに、自分から難しいことや辛い方に舵を切りながら頑張ること。もちろん遊んだりお酒を飲んだり人と話す時間もすごく大事だと思うし、それもしていいと思うんですけど、そればっかりになりすぎない。みんなやっていると思うけどその大切さを、改めて2024年は感じた年でした」

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