松坂桃李、芳根京子に圧倒されたシーン明かす「泣き崩れていて」【雪の花 ―ともに在りて―】
モデルプレス / 2025年1月24日 16時10分
【モデルプレス=2025/01/24】俳優の松坂桃李が24日、都内で行われた映画「雪の花 ―ともに在りて―」公開記念舞台挨拶に、共演の芳根京子、役所広司、メガホンをとった小泉堯史監督とともに登壇。芳根に圧倒されたシーンを明かす場面があった。
◆松坂桃李、過酷な撮影振り返る
本作で主演を務める松坂は「時代劇は芳根さんと一緒にやらせていただいた『居眠り磐音』以来で、5〜6年ぶりくらいなんですが、改めて時代劇っていいなって思いました」と目を輝かせ、撮影現場の雰囲気を聞かれると「撮影自体は早くて、充実した時間を日々過ごして、とても健やかでいい状態で毎日現場に行かせていただきました」と回顧。雪山を越えるシーンなど、過酷な一面もあったそうで「良策さんを演じる中で、当時は漢方医学が主流だったんですけど、そこに蘭方を取り入れて、未曾有のウイルスをどう治していったらいいかというプロセスが、とても大変だったんだなと改めて実感しましたね。何より未知で不安なものに対して感じる恐怖みたいなものは、昔も今も変わらないんだなというのを実感しました」と言葉に力を込めた。
一方、映画『峠 最後のサムライ』以来の小泉組となった芳根は「変わらずめちゃくちゃ緊張していて、毎シーン『本番!』という声で心臓の音が自分でも聞こえるくらい緊張していたので、マイクで心臓の音、拾ってないといいなと思いながら毎シーン挑ませてもらいました」と明かしつつ、「監督は自然も仲間って感じで、撮影しているときって神経がキュッとして周りの音が聞こえなくなりがちなんですけど、この現場では緊張しているのに自然のことが耳に入ってきて、心地の良い穏やかな現場で、参加させてもらえて嬉しかったです」と声を弾ませた。
◆松坂桃李、役所広司が放ったセリフに感嘆「この感覚は味わったことがない」
また、松坂と共演した感想について、役所は「良策という医者の役は、松坂さんの誠実で志に向かって諦めない男にぴったりだと思います。まあ、普段の松坂くんはいい人がどうか知らないけど」と会場を和ませつつコメント。そんな役所と5度目の共演という松坂は「鼎哉先生のセリフで『名を求めず、利を求めず』という言葉があるんですけど、役を飛び越えて僕にも言われているような刺さり方がして、今までこの仕事をさせていただいて、この感覚って味わったことがなくて、それが今でもずっと残っているんですけど、すごかったですね」と感嘆。これに役所は「先輩を立てて褒めてくれてありがたいですよね」と笑顔を見せた。
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