「MR2」に「初代レジェンド」「レパード」など、一度はこれに乗って自慢したい懐かしのクルマ4選
MōTA / 2020年5月30日 18時0分
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。今回はそんな、一度はこんなクルマに乗って自慢してみたいクルマ4選をお届けします。 あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
トヨタ MR2 AW10/11型(1984年-1989年)
トヨタが1984年に販売を開始した日本車初のミッドシップスポーツカー MR2。トヨタ カローラ(80系)のコンポーネンツを流用し、前輪駆動のパワーユニットを前後入れ替えることで、コストを抑えたミッドシップスポーツカーを作り上げることに成功した1台です。グレード構成は、「S」「G」「G-Limited」の3つ。「S」には、3A-LU型1500ccエンジンが搭載され、「G」「G-Limited」には、4A-GELU型1600ccエンジンが搭載されました。1600ccの4A-GE型エンジンは、現在でも人気です。
その後、1986年に大規模な改良が実施され、エクステリアやインテリアを変更するとともに、スーパーチャージャーを装着したモデルをリリースし、Tバールーフ装着車が登場しました。スーパーチャージャーを装着したエンジンのベースは、4A-GE型エンジンで145馬力を発生。軽量なボディとミッドシップレイアウトの重量バランスの良さが相まって、優れた走りを実現していました。
ホンダ 初代レジェンド(1985年-1990年)
ホンダ初のV型6気筒エンジンを搭載し、3ナンバー仕様車も設定され同社のフラグシップカーとして1985年11月に発売された初代レジェンド。国内では「トヨタ・クラウン」などへの対抗馬として登場しました。英ブリティッシュ・レイランド社と共同開発され、ローバーブランドの英国仕様や、アキュラブランドの北米仕様が存在。初代モデルではセダンを中心にハードトップクーペも併売していました。
セダン・クーペ共に、傾斜の強いAピラーやサイドまで回り込んだラップラウンド・リアウィンドウ、広いガラスエリアが特徴。併せて静粛性向上のため、空力特性を追求し、Cd値はセダンが0.32、クーペが0.3という数値を実現していました。
軽量・コンパクトで静粛性と動力性能を両立したV型6気筒SOHC4バルブエンジンを搭載し、セダンには2リッター(最高出力145ps/最大トルク17kgm)と2.5リッター(最高出力165ps/最大トルク21.5kgm)が設定され、クーペには2.7リッター(最高出力180ps/最大トルク23kgm)が設定されていました。
マツダ RX-7 FC3S/FC3C型(1985年-1992年)
1985年にロータリーターボエンジンを搭載し「4WS感覚」のキャッチコピーでデビューした2代目RX-7(通称FC)。四輪独立懸架サスペンション、日本車初の対向4ピストンアルミブレーキキャリパーなど、スポーツカーらしく走りにこだわったパーツを装備。さらに、加重によってリアタイヤのトーを変化させるトーコントロールハブを採用し、当時の流行でもあった四輪操舵の感覚を味わうとできる唯一無二のロータリーFRモデルでした。エンジンは、軽量コンパクトな容量654ccのローターを2機搭載した13B-T型にターボを装着することで、後期型の最高出力は215馬力。前後重量配分は50.5対49.5を実現し、その類稀な運動性能は“乗り手の技量”が必要と言われるほど切れ味の鋭いものでした。
日産 レパード F31系(1986年-1992年)
1986年に登場した2代目レパード 。当時ライバル関係にあった「トヨタ ソアラ」を強く意識したモデルで、2ドアクーペのみの設定でした。大人気TVドラマ「あぶない刑事」の覆面車としてヨコハマの街を縦横無尽に走り回っていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか?エンジンは全車V6で前期型は3L-NAのVG30DE(185ps)、2リッターターボのVG20ET(155ps)、2リッター-NAのVG20(115ps)の3タイプ。後期型は3リッターターボのVG30DET(255ps)が追加と、2リッターターボがDOHC化されたVG20DET(210ps)に変更されています。
シャシー系はR31スカイラインと基本コンポーネントを共用しており、サスペンションはフロント・ストラット/リア・セミトレーリングアーム式ですが、上級グレードには路面状況やハンドルの操作具合、車速などに応じてショックアブソーバーの減衰力を自動切り換えする「スーパーソニックサスペンション」や、運転席・助手席のシートを左右非対称にし、個別に適した設計とした「パートナーコンフォートシート」なども採用されていました。
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