これがシルビアの後継車!? 往年の名車デザインを取り入れたコンセプトカー日産 IDxを写真で振り返る
MōTA / 2021年4月13日 21時0分
ついにシルビアの復活か? と噂されたのが、2013年に日産が発表したコンセプトカー IDxだ。カジュアルスタイルとレーシーなスタイルの2車種を同時発表した意欲作だっただけに、多くの期待が寄せられたが、残念ながら現在のところ市販化には至っていない。過去と未来が融合したデザインが特徴的な日産 IDxの全貌を写真とともに紹介しよう。
86の復活でシルビアも期待されたが……市販化には至らず
日産 IDxは、2013年の東京モーターショーで発表されたFRレイアウトのコンセプトカーだ。初代シルビアに似たコンパクトなFRというパッケージだったことから、発表直後からシルビアの後継と噂されたものの残念ながら市販化には至っていない。
また、折しもトヨタ86/スバルBR-Zが発売された翌年ということで、日産のスポーツカー市場への復活が囁かれ、当時大きな期待が寄せられたのだ。初代シルビアを彷彿とさせるフロントマスク
シンプルな外観の中でも特徴的なフロントマスクは、初代シルビアを彷彿とさせる。またブルーバード(510)をベースにしたとも言われ、ボディデザイン全体で見ても未来を感じさせつつレトロな雰囲気を漂わせるいわゆる「レトロフューチャー」と呼ばれるデザインを採用。過去と未来を結びつけるイメージから、往年の名車であるシルビアの復活を期待したユーザも多かったのだ。
意欲的に2モデルを発表! NISMOモデルもあった
IDxはカジュアルなスタイルの「Freeflow」とスポーティモデルとなる「Nismo」の2車種が同時発表された。日産は、当時80周年を迎えていたということもあり、かなり意欲的に取り組んでいたことが伺える。とくに「Nismo」モデルは、19インチホイールに2本のサイド出しマフラーなど、かなりレーシーな見た目で、日産の本気度を感じ取ったユーザも少なくないはず。
この「Nismo」モデルも設定されていたことで、シルビアの復活という噂が大きく報じられたとも言える。フェアレディZが新型として見事に復活を遂げたのと同様に、シルビアの復活にも是非取り組んで欲しい。なんと映画ワイルドスピードにも登場
市販化されていないにも関わらず、2017年公開の「ワイルドスピード ICE BREAK」にIDx Nismoが「チョイ役」で登場する。車を調達する場面で、数ある車の一つとして並べられているだけではあるが、市販化もされていないモデルが登場しているのは、市場の期待感の表れと言えるだろう。【筆者:MOTA編集部】
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