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【243,000円〜】今年還暦のスーパーカブ! 限定モデルの「赤カブ」が50ccと110ccで発売決定

MotorFan / 2018年8月2日 16時30分

【243,000円〜】今年還暦のスーパーカブ! 限定モデルの「赤カブ」が50ccと110ccで発売決定

8月1日から、Hondaウエルカムプラザ青山にて、『スーパーカブと素晴らしき仲間たち』展を開催。初日となった1日には、オープニングセレモニーとしてスーパーカブ60周年記念アニバーサリーモデルが発表された。 REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu) PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)


ホンダ スーパーカブ50・60周年アニバーサリー……243,000円

ホンダ スーパーカブ110・60周年アニバーサリー……286,200円


 昨年、世界累計販売台数1億台を達成したホンダ・スーパーカブが、今年8月に還暦を迎えた。誕生60周年を記念して8月1日から、Hondaウエルカムプラザ青山で『スーパーカブと素晴らしき仲間たち』展が開催されている。
 初代スーパーカブC100はもちろん、働くスーパーカブやスケッチブックとのコラボモデル、そして最新のC125など、さまざまなスーパーカブが展示。さらに、初日となった1日には、オープニングセレモニーとしてスーパーカブ60周年記念アニバーサリーモデルが発表された。1963年にアメリカで展開された「ナイセスト・ピープル・キャンペーン」の広告に登場した赤いボディのスーパーカブCA100をイメージさせるカラーリングが特徴的で、60周年記念エンブレムがサイドカバーとキーに施してある。ちなみに、このスーパーカブ60周年アニバーサリーモデルは、スーパーカブ50、スーパーカブ110ともに11月22日に受注期間限定で発売される。


 オープニングセレモニーではさらに、スペシャルトークショーが開催されたのだが、『スーパーカブと素晴らしき仲間たち』のタイトルからもわかるとおり、スーパーカブと同じく1958年(昭和33年)に登場した工業製品や建築物、食品などの紹介も行われた。

 一例を挙げると、東京タワー、エポック社の野球盤、カシオG-SHOCK、グローブライド(ダイワ)のスピニングリール、スバル360、日清食品のチキンラーメン、はごろもフーヅのシーチキン、日本コカコーラのファンタ、マルマンのスケッチブック、三菱鉛筆のuniなど、還暦をちょっと過ぎた僕には懐かしいものばかり。東京タワーが昭和33年に完成したのはもちろん知っていたが、これらの製品のほとんどがスーパーカブと同い年だということに改めて驚いた。

オープニングセレモニーで行われたスペシャルトークショー。スーパーカブのデザインに携わったホンダ技術研究所二輪R&Dセンターの川和聡さん、三樹書房社長の小林謙一さんをゲストに迎え、元ホンダワークスライダー宮城光氏の進行で、スーパーカブへの思いなどが語られた。

トークショーの進行役は元ホンダワークスライダー宮城光さん(右)。
三樹書房社長の小林謙一さん。
ホンダ技術研究所二輪R&Dセンターの川和聡さん。
カシオのG-SHOCKが発売されたのは1983年のことだが、1億個以上が販売されているという実績ではスーパーカブと同じ。
グローブライドはダイワブランドのフィッシング用品を製造販売する。釣りファンからダイワの製品は高い評価を得ているが、そのダイワが創業したのが1958年だ。
大人から子供まで多くの人に愛されている清涼飲料水「ファンタ」が日本で初めて発売されたのは1958年。当時は200mlビンだった。
食卓に登場することが多い、はごろものシーチキンが誕生したのも60年前。肉質が柔らかく味も鶏のささみに似ていることから「海のにわとり」→「シーチキン」となった。
子供の頃のお絵かきにお世話になった人も多いスケッチブック。1958年に誕生したヒット文具だ。
初代スーパーカブのタイヤサイズは17インチ。当時このサイズのタイヤはなく、ホンダの依頼を受けて製造したのがIRC(井上タイヤ)だった。
可愛らしいスタイルで現在もファンが多い日本の大衆車スバル360が生み出されたのも60年前のことだ。
ヒーローものはいつの時代も子供たちの憧れ。1958年に放送が開始された『月光仮面』は、オートバイに乗る正義の味方の元祖だ。使用されたバイクは、神社仏閣スタイルといわれたホンダドリームC71だ。

 昭和30年代と今とでは時代が違うといってしまえばそうなのだが、発展途上国といわれた中国や東南アジア諸国の製品に日本のものづくりは窮地に追い込まれている。しかし昭和30年代に作り出されたモノは、長く愛され続けているものが多い。なぜか? 現在のように利益第一主義ではなく、人々の暮らしを少しでも便利にしたい、豊かにしたいとの願いを込めてものづくりに取り組んでいたからじゃないだろうか。スーパーカブをはじめ今回展示紹介された素晴らしき仲間たちを見てみると、どれもがものづくりに真摯に取り組んでいたのだと理解できる。『スーパーカブと素晴らしき仲間たち』展は、日本のものづくりを原点に立ち返らせてくれる、そんな印象を受けた。


展示スペースの中央には、スケッチブックカラーが施されたスーパーカブ50と、キジマのカスタムパーツを装備したスーパーカブ110が並ぶ。

キジマ製パーツを装着したスーパーカブ。

そば屋、新聞配達、郵便配達など、さまざまな配達業務に大活躍するはたらくスーパーカブたち。さらに、世界各地で活躍するカブシリーズも展示されている。

オーストラリアで活躍しているるポストオフィスカブも展示されていた。

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