ヒュンダイ・クレイドル:バッテリー技術開発を念頭にアイオニック・マテリアルズと提携
MotorFan / 2018年8月19日 18時10分
韓国ヒュンダイ自動車の投資会社であるヒュンダイ・クレイドルはバッテリー技術をさらに進化させEV車両のパフォーマンス向上を目指すため、アメリカ マサチューセッツ州のバッテリー材料企業のアイオニック・マテリアルズに投資することを決定した。
アイオニック・マテリアルズは現行のバッテリーよりも一層安全でコストがかからない高エネルギー密度バッテリー用のマテリアルの研究開発を進めている。同社の特許技術である固体高分子マテリアルを使用することでアイオニック・マテリアルズは本質的に安全で廉価であり、エネルギー密度が高く室温で使用可能な全固体電池を実現した。
アイオニック・マテリアルズの高分子電解質の特徴は陽極にほとんどコバルトが含まれてなく、リチウムイオン電池にも対応できることだ。全個体電池における期待されるメリットは:
・固有安全性の確立:液体電解質を使用することで安全問題を解決
・より高いパフォーマンス:より高エネルギーのアノード・カソードの実現
・低コスト化:ケミカル類のコストや製造費用を抑えることで全体的なバッテリーコスト削減を実現
「アイオニック・マテリアルズの革新的技術は現代のバッテリー技術を大きく変えられる」とヒュンダイ・クレイドルのJohn Suh(ジョン・ソ)代表は言う。「我々は自分たちの車が最高級の環境適合性と効率よいソリューションを提供できるための方法を追い求めている。アイオニック・マテリアルズへの投資は我々をバッテリー開発の最前線に立たせ、より環境にやさしいクルマを作ることを可能にする」
アイオニック・マテリアルズの創設者・CEO Mike Zimmerman氏は「今回のヒュンダイによる投資はわが社にとってのマイルストーンであり、全個体電池向けの高分子系材料の開発の勢いを裏付けるものだ。パートナーからの投資により、我々は施設を拡充してきており、今後さらに需要が高まりつつある市場に対応できるよう開発チームも大きくしている」とコメントした。
アイオニック・マテリアルズによって実現した高分子材料の進化はリチウム金属やリチウム硫黄バッテリー、廉価・低コストの再利用可能アルカリバッテリーなどの高エネルギーで環境にやさしいバッテリーにつながるという。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
IEEEが提言を発表 電気自動車 次のステップ
@Press / 2024年12月26日 15時30分
-
2025年2月13日(木) AndTech WEBオンライン「硫化物固体電解質の液相合成と全固体電池への応用」Zoomセミナー講座を開講予定
PR TIMES / 2024年12月25日 15時15分
-
東洋鋼鈑の全固体電池用負極集電体の開発が経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」に認定
PR TIMES / 2024年12月24日 16時15分
-
GSアライアンスが、金属有機構造体(MOF:Metal Organic Framework)、多孔配位高分子(PCP:Porous Coordination Polymers)を廃ペットボトルを原料として合成
@Press / 2024年12月20日 10時30分
-
浜田電機、安全性と高エネルギー密度を両立した 「準個体」モバイルバッテリー「SSPB」発売
J-CASTトレンド / 2024年12月17日 20時0分
ランキング
-
1“メラミンスポンジでこする”のは絶対NG! 洗面台掃除で「やってはいけない」7つのこと
オールアバウト / 2025年1月10日 21時50分
-
2冬にやりがち、だけど太りやすい! 要注意な「NG食習慣」3選【管理栄養士が解説】
オールアバウト / 2025年1月10日 20時45分
-
3「余ったおもち」捨てないで!レンジで簡単「極うま和菓子」を作れちゃいます
OTONA SALONE / 2025年1月11日 8時31分
-
4「開けた瞬間…ニオイと見た目に衝撃」炊飯器で水に浸した米を腐らせた70代認知症母が洗濯機も使えなくなった
プレジデントオンライン / 2025年1月11日 10時15分
-
5お金持ち体質がやっている「よくない縁」を断ち切る方法って?
オールアバウト / 2025年1月10日 21時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください