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今や英語力=「CEFR(セファール)」!? 約20年前に誕生した「CEFR」を採用する企業が急増しているワケ

マイナビニュース / 2024年3月28日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

英語を学んだり使ったりしている人は、最近、CEFR(セファール)という言葉を聞くことがありませんか? これから仕事で英語を使おうという人には、絶対に知っておいたほうが良いのがCEFRです。

○CEFRって何?

CEFRは、Common European Framework of Reference for Languages(ヨーロッパ言語共通参照枠)の略で、20年以上前に多言語社会のヨーロッパで生まれたのですが、今や世界で英語を含む40以上の言語で使われている言語能力の国際的な枠組みです。言語を知っているだけでなく、言語でどんなコミュニケーションができるかという実践的な運用力を重視していて、いわゆる4技能(読む、書く、聞く、話す)それぞれとその総合力を測ることができます。日本でもCEFRは社員の英語力目標や採用のときの語学力要件に使われるようになっています。
○仕事に使えるCEFRレベルとは?

日本では、仕事で少しでも英語に触れるなら、CEFRスピーキング力でB1以上、英語で業務を普通に行うならB2が最低限必要です。ここで、あえてスピーキング力をあげるのは理由があります。ビジネスのコミュニケーションでは話す・聞くが最も大切なのにも関わらず、日本人は一般的に話す力が他の3技能より大きく劣っています。ここをチェックしないと本当に仕事で使える英語力があるか判断できないのです。ちなみに海外のグローバル求人サイトなどを見ると、英語力要件はC1, C2がほとんどですが、日本企業で、英語で仕事ができると言えるようになるには、まずB2を目指しましょう。

CEFRの基準を作っている欧州評議会では近年、各レベルをさらに2分、例えばB1ならB1.1、B1.2などのように細分化したので、ステップアップが見えやすくなりました。
○CEFRレベルはどうやったら測れるの?

CEFRレベルを測るのにもっとも適しているのはCEFRの枠組みに沿って能力を測るテスト、すなわちCEFR準拠のテストで、結果もCEFRレベル表示されます。それにあたるのは、Linguaskill BusinessやPROGOS®です。一方、他のテストもCEFRの普及に伴って換算表を出すようになり、間接的にCEFRレベルを把握することはできます。

○企業ではどんな風にCEFRをつかっているの?

今、英語力基準にCEFRレベルを使う企業がどんどん増えています。採用のときの語学力の要件、社内研修のコース分けや目標設定、異動や配置の参考にするためのデータベース化など、用途は様々で、社員にCEFR準拠のテストの受験機会を提供しています。
○■メルカリや観光庁でも

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